皆さま、こんにちは。
鹿沼市のピアノ・エレクトーン教室
「こすもす音楽教室」の 斎藤みちこです。
栃木県は気持ちの良い青空の日曜日でした。
山沿いは風花が舞っていたとか。明日は奥日光教室なので雪が心配です。
さて、９回目となる おとなのクリスマス発表会、
「SOUND COSMOS in鹿沼」 通称 『沼モス』。
１２月１４日（日）の開催まで、あと１カ月となりました。
ビンゴの景品を選びにクリスマスムードの町を歩いたり、
華やかな飾りのついた クリスマスケーキのパンフレットを見たり。
準備もちょっと心が踊ります。
この音楽会を始めた当初は、単純に
「せっかく習っているのに おとなの方は発表の場がないなぁ。
それなら私が作ればいいや」 という気持ちでした。
２回目の『沼モス』に、当時６８歳のピアノを習って３カ月目の男性がご参加くださいました。
曲は「バラが咲いた」。
右手はメロディ。左手は単音のシンプルな短い楽譜をご用意致しました。
当日は客席に、ご家族とお孫ちゃんも応援にいらっしゃいました。
さて、プログラムも進みいよいよ演奏！
ピアノの前に座ったものの、手が震えて中々音が出て来ません。
ゆっくり・ゆっくり、途中何度も立ち止まりながら ようやく演奏が終わりました。
グランドピアノにつかまるように立ち、ゆっくり礼をされました。
会場中の皆さんが、泣いておられるのです！
私も司会をするどころではなく、胸が一杯で言葉が出ませんでした。
「ただひたむきに 真摯に演奏をする」
それがこれほど人の心に温かくて優しい何かを伝えてくれるとは！
恥ずかしながら講師歴は長かったのですが、生まれて初めて
「上手ヘタではなく、これほど心に音楽が響くのだ」と 学びました。
この方の演奏のおかげで、私自身に１本芯が通った気がしています。
『沼もす』で 年に１度の発表を楽しみにして下さる音楽好きの皆さんが
地域にもっともっと増えてくだされば 音楽の根っこが拡がっていく！
なんだかライフワークとなっておりますが、今年も楽しく開催です。
演奏ご参加はすでに募集終了いたしました。
演奏を楽しんで下さるお客様（上手ヘタの判定をなさらないことが条件）は 若干名の空きがございます。
ホームパーティのような進行ですので、
お茶やケーキと 皆さんとのおしゃべりを楽しみながら
のんびりと過ごす午後のひとときです。