臓器提供家族の電話相談 | そうちゃん日記 

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聡太郎は生後10ヶ月で拡張型心筋症と突然診断されました。
海外での心臓移植手術を目指した日々。しかし、移植手術を受ける事は出来ませんでした。
経験しなければ伝えられないことがあることを感じ、聡太郎の残した何かを伝えられたらと思います。

前回の記事をアップした際に、この記事も一緒にアップしたかったのですが、大変遅くなってしまいました。

自分の想いを何度も書いては消しての繰り返しで、上手く表現しきれませんでした。


NHKニュースより
臓器提供家族の電話相談 開設へ



改正臓器移植法の施行から1年6か月がすぎ、本人の意思が分からないまま脳死から臓器を提供するケースが増えていることから、日本臓器移植ネットワークは、家族から提供後の悩みなどを受け付け、相談に乗る専用の電話を設けることになりました。



おととし7月に施行された改正臓器移植法で本人の意思が分からなくても、脳死から臓器を提供できるようになり、施行から1年6か月で脳死と判定された74人のうち84%は家族の承諾だけによるものでした。こうしたケースでは、提供を決断した家族の精神的な負担が重く、長期間悩みを抱えるおそれがあると指摘されていることから、日本臓器移植ネットワークは家族からの相談に乗る専用の電話を設けることになりました。移植コーディネーターが対応し、日曜日を除く毎日午前11時から午後10時まで受け付けるということです。利用できるのは臓器の提供を承諾した家族で、心臓が停止したあとや法改正以前の臓器の提供も対象となります。日本臓器移植ネットワークの移植コーディネーター、大宮かおりさんは「重い決断をする家族が増えているため、提供後の悩みを相談しやすい態勢を作り長期的に支援していきたい」と話しています。相談は、ネットワークの代表電話、0120-78-1069を通じて18日から受け付けるということです。

以上、ニュース記事から転記。

日本臓器移植ネットワークのホームページではこちらに載っています。


ドナーファミリーとなられた方々が、時間の経過や社会との関わりの中で自分たちのした決断に悩み苦しむことがあったとしたら、相談できる場所があることを知って欲しいと思います。

私は聡太郎に生きて欲しくて心停止後の提供を願いましたが、叶わなかった時の気持ちを忘れたことはありません。
だからこそ、提供を決断されたドナーファミリーの方々が提供後に辛い想いをされることのないようにと願って止みません。

ドナーファミリーの方々への支援が様々な形で増えていきますように。