7月17日。
とても感慨深い日を迎えました。
去年の7月16日 、参議院での採決から1年。
この場で、改めて臓器移植法改正を求める署名活動 にご協力頂きました皆様に、心からの感謝をお伝えさせて頂きたいと思います。
多くのご理解とご支援をありがとうございました。
また、丈一郎くん と晃士くんに、私たちの進むべき方向性と、やるべき事を示してくれたことへの感謝を。
丈一郎くんは私たちの前に道をつくり、晃士君は私たちの背中を押しました。
もっとも弱い立場の子ども達が、最も守られ尊重される社会になりますように。
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今日、7月17日はギフトオブライフのイベントがあり、六本木に行って来ました。
意思表示カードに関して、臓器提供をしたくない方の意思を尊重するためには、是非、反対の方にも書いて頂きたいとのことでした。
今回の改正で、家族の意思で臓器提供が可能となります。
しかし、臓器提供したくない方にとって、自身の意思を残す方法として、その意思が守られるためにはとても有効だそうです。
臓器提供を望まない方は、
3.私は、臓器を提供しません。
を選択して携帯して下さい。
そして、何よりも家族に自分自身の意思を伝えて下さい。
臓器移植ネットワ-クHP http://www.jotnw.or.jp/
臓器移植ネットワークモバイルサイト http://www.jotnw.or.jp/m
臓器移植法というと、よく見かけたり、聞いたりするのは「難しい問題だ」ということです。
人の生命の問題です。
医療の現場では、臓器移植に関わらず日々難しい問題は起きていることと思います。
そのような中、この問題に対してだけ「難しい」という言葉を使って頂きたくないと感じるようになった、これまでの日々でした。
私たち個人に出来ることは、「自分はどうしたいのか。」『自分はどう考えているのか』ということを明示し、どのような選択であっても相手を尊重することだと思います。
話し合うこと、自分の意思を伝えること、相手を尊重すること。
自分だったら・・・。と考えること。
それらは、難しいことでしょうか。
どうか考えて下さい。
臓器提供意思表意カードを前に、「提供する」「提供しない」という選択と共に、もし・・・あなたが移植を必要とする病気になったときに、どのような選択を社会や医療の中に求めるのか・・・。
自分が当事者になったとき・・・
臓器提供に限らず、延命はして欲しいのか、どのような最期を迎えたいのか。
ある日、突然の事故や、突然の病気発症などで、自分が表現できない環境に置かれた時(呼吸器が装着されてしまったときや、薬で鎮静をかけられてしまっている状況など)に、家族は治療選択の代諾に迫られます。
そのような時に、家族が悩まないように。困らないように。そして、自分の意思が尊重されるように。話し合って下さい。
みんな元気な時には、まさか自分は・・・と思います。
当事者になったとき、いきなり厳しい現実を突きつけられて考えが変わることもあります。
なんで自分が・・・なんで家族が・・・と、葛藤しながら突き進むのです。
そういったときに、普段考えてきたことが大きな力を発揮します。
考えたことがなかった事態に直面した時の人間は、とても弱い存在になります。
当事者になりたくてなった方は一人もいません。
当事者になったとき、どの立場であっても、切り捨てられることのないように。
※臓器提供は、心臓停止でも行えます。
脳死が受け入れられない場合でも、心臓停止での提供は可能です。