WHOの指針先送りに・・・5月8日 | そうちゃん日記 

そうちゃん日記 

聡太郎は生後10ヶ月で拡張型心筋症と突然診断されました。
海外での心臓移植手術を目指した日々。しかし、移植手術を受ける事は出来ませんでした。
経験しなければ伝えられないことがあることを感じ、聡太郎の残した何かを伝えられたらと思います。

【視点】渡航移植自粛延期 許されぬ議論の停滞

5月8日7時56分配信 産経新聞  

 世界保健機関(WHO)が海外渡航移植の自粛を求める指針の1年先送りを決めた。日本国内では慢性的な臓器提供不足状態が続いており、海外に救いを求めて渡航移植する患者は後を絶たない。

 現在の臓器移植法は、提供要件のハードルの高さもあり、脳死移植提供数は平成9年施行から、これまで81件にとどまっている。さらに、15歳未満の子供からの臓器提供を認めていないため、幼い子供は自分の体格に合う臓器を求めて海を渡るしか、助かる道がなかった。

 今国会で、移植法改正論議が高まった背景には、そんな国内の事情に、WHOの指針が「外圧」となっていた事情がある。WHOの指針ができると、子供を中心に国内の移植希望者らは、死を待つしかない状況になってしまうからだ。

 懸念されるのは、外圧がなくなってしまい、国内の議論が下火となってしまうことだ。改正に慎重な一部議員やグループには「十分に議論が尽くされていない」といった話もあり、WHOの指針先送りが盛り上がった論議に水を差す可能性もある。

 だが、今の日本の臓器移植をめぐる状況は国際的にみても極めて特異だ。渡航移植でしか救済できない幼い子供を中心に待機患者に救いの道を開くためだけでなく、臓器を海外に頼るばかりという状態を是正するためにも、今国会で盛り上がった議論はさらに深める必要がある。

以上。


今回のWHOの指針の見送りは、現在の臓器移植法の改正にどのような影響があるのか・・・。
WHOという外圧があってこそ、議論されていたという結果になるのか。
外圧はきっかけであったが、臓器移植法改正は国内の問題として解決させるのか。

日本の政治力の問われる形になったと思います。

いつも悲しく思うのは、どのような結果になっても、その政治家を選んでいるのは私たちであるとい事実。
今回からは、きっちりと政治家の考えを知って、次からの選挙に生かしたいと思います。

で、臓器移植法ですが、
WHOの外圧が来年まで引き伸ばされても、本質的な問題は何も変わりません。

なつくんの移植が成功しても、ママとなつくんはアメリカという日本ではない場所で過ごしています。
いっきちゃんもママとパパも気持ちは大きく揺れ動いていると思います。

人は環境(人や場所)に慣れるまでに3ヶ月はかかると言われています。
それなのに、3ヶ月かからないうちに慣れない環境の中で重大な決断をしなくてはなりません。

近くに行きたくても行けない現実。

支えてあげたくても、限界のある距離です。

もちろん、覚悟しての渡航です。

でも、厳しすぎると思います。


同じ思いはして欲しくないのです。

アメリカに行けてもこんなにも辛く厳しい・・・
それでも、子どもに生きる希望と未来を与えたくて頑張る親がいるのです。
そのような親が10年以上途絶えることなく、毎年、渡航移植に望みをかけてきたのです。

それでもアメリカにも行けなくなったら、ただ諦めろと言うのでしょうか。

日本国内で希望や権利がある中で移植の順番が来ないのと、権利も機会も与えられずに終わりを待つという意味は天と地以上に異なります。

議員の価値観だけではなく、政治家として国際社会の中で日本としてどのように決断しなくてはいけないのかも考えて頂きたいです。

私は、臓器移植法案の中山案(A案)での採決を求めています。
中山案は、脳死を人の死として認めていますが、それは臓器移植に関わらず法的脳死判定を受ける権利と受けない権利を与えています。
また、法的脳死判定を受けなければ、人の死が宣告されないので治療は継続されることになります。

そして、子どもにも生きる権利と希望を与えて下さい。


12年もの間、審議されず「国の不作為」とまで言うのであれば、今回は逃げないで頂きたいです。