昨日は母の日でした。
どんな母の日でしたか?
私は2人の母に手を合わせました。
私をこの世に生まれさせてくれた母と、私を育ててくれた母2人にです。
高校に入学時に戸籍謄本を見る機会があり、養子であることを知りました。
それまでも近所の子供達に「貰いっ子」と囃し立てられ、そのたびに義母に「そんなことは無い」と否定されたいたのですが、それが事実だと判明したのです。
お正月に必ず行かされていた家があり、そこのおじいちゃん、おばあちゃんが異様に可愛いがってくれるので、毎年楽しく過ごしていましたが、そこが私が生まれ3歳まで育った家でした。
よく遊んでくれたお姉さんが生みの母でした。
生母には生母の、養母には養母ののっぴきならない事情が有り、養子縁組が成立したようです。
養母の「そんなことしたら、私が恥ずかしい」「子供を持てないなら離婚する」そんな発言が思春期の私に母の愛を疑わせるものになりました。
生母に「どんな苦労をしてもお母さんと一緒に居たかった」と言って生母を泣かせたこともありました。
しかし、大学受験の学習塾という仕事を通じて多くの生徒たち、そして多くのご両親に会い、それぞれ表現の仕方は違っても、すべては自分のお子さん第一の愛情表現であることを身をもって学びました。
そこに、ご両親のご両親の為の自己愛はありません。
この世界で一番美しい愛情がそこにありました。
おかげさまで、私の長年の不満、疑問は解消し、2人の母に大きな感謝を伝えることが出来るようになりました。
2人とも88歳の天寿を全うし、旅立ちましたが、受けた愛情を私は私の生徒たちにしっかりと伝えていきます。
すべのお母さん、ありがとう。
福岡市中央区天神赤坂の 大学受験個別指導塾 創明ゼミ
塾長 上城 誠