世の中から、人間は何のために生きているのか?
とか、人生はどうあるべきなのか?
というような根源的問いが消失して久しい。
このようなことを考えたり、討論することは、青臭く恥ずかしいことになってしまった。
経済的な成功者が人生の成功者であるという考え方が主流になっている。
どうしてだろうか。人はパンのみに生くるにあらず。
キリストの言葉は何処に行ってしまったのか。
大学は産業界のためにあるわけではなく、人間が人間であることを学ぶ場所であったはずだ。
経済が神であると認めたときから、人間は人間でなくなったのかもしれない。
人間は何より人と共に在るべきであり、それは、何より大切なことだ。
コロナが教えるのは、その事実であろう。