母の命日が過ぎ、ここ数日なんだか気持ちが沈んでしまっています。

 

 

去年、母が12日に亡くなり家族会館で朝早くから夕方までずっと過ごしたことを思い出します。ありえないことなのに、もしかしたら母が生き返ってくれるんじゃないかと願っていた数日間。こんな早く旅立つと思っていなかった私達に、母とのお別れの時間をたくさん作ってくれたんだと思います。通常であれば、もっと早く葬儀を執り行うはずなのに地元の政治家さんが葬儀場を2日間貸し切りにすることになり母の葬儀は伸びることになってしまいました。

 

 

あの当時は、どうして政治家が優先なんだろうとイラっとしてしまいましたが、伸びたおかげで母と一緒にいる時間を沢山作れたことに感謝しています。それでも、あまりにも突然過ぎて1年過ぎた今でも死を中々受け入れられなくてもがきながら毎日を過ごしています。触れた母の身体が冷たくて、本当に亡くなってしまったんだと感じました。あの冷たい肌の感触一生忘れられません。

 

 

病名が分かってからたった2ヶ月ちょっと…。背中に尿路カテーテルを2本そして前にはストーマ。こんな数ヶ月で人造人間みたいになっちゃったよと笑って言ってた母。いつも前向きで、今やれることを一生懸命やっていました。前も後ろもカテーテルやストーマがあるからと言って洋服を買い替えたり、新しいバッグが欲しいと言っていくつか買ったり毎月届く煮魚を注文したりしていました。その様子からも分かるように、自分がそんなすぐ亡くなるなんて微塵も思っていなかった母。それを想うと、きっとやり残した事後悔してること母にも沢山あっただろうなぁと思ってしまいます。

 

 

 

そして、ちょうど1年前の今日母の葬儀を執り行いました。ずっと式の間嗚咽しながら泣いていて、火葬の時は膝から崩れ落ちたのを覚えています。亡くなってしまったことも辛いけど、肉体がなくなってしまう事が本当に耐えられませんでした。火葬してしまったら、母が生き返ることが出来ないと…。生き返るなんてことは絶対ないのに…。

 

 

お母さん、天国で元気で暮らしているのかなぁ…照れ毎日、お母さんの事を想って泣いてる私を空から見て心配しているよね。でも、まだまだ苦しくてたまらない。1年経ったけど、お母さんの死を受け入れることは中々出来なくて…。

 

 

涙が枯れることはありませんね。