すごく、はやかった気がします。
前半は、色々な手続きや、実家の
あれこれに追われ、
自身の体調不良もあって、
仕事や息子の事などで一杯一杯な日々でした。
そんな毎日でしたが、
日々、母に会いたくて、話がしたくて
母の事を思い出しては、メソメソする
情けない日々でもありました。
母の手帳に、書いてあった言葉ですが、
健全な死生感を持つこと。
健全な死生感を持つためには
毎日、自分の寿命は今日1日と思い定めて
その、大切な1日を生きる。
そうして毎日を積み重ねることで
充実な人生、悔いなく生きる事が出来る
その姿勢が、健康にもつながる。
おそらく、何かの本からの
抜粋だと思いますが、
母は手帳に書いたこの言葉を
繰り返し、暗唱していたにちがいありません。
緩和病院に入ってからは、
病状の悪化の速さに、母自身も
気持ちが追い付いていかず、辛そうでした。
決して思い描いた様には、
過ごせてはいなかったと思います。
でも、きっと生真面目な母は、
辛くても、怖くても、この言葉に
近づこうと、努力していたのだと思うと
胸が締めつけられる思いです。
私は、最初に書いた様に、
母を思い出しては、落ち込んだり
日々の忙しさに、バタバタしていたり、
あまり成長がなくて
毎日を大切に意識して過ごす事は
なかなか難しいのですが、
1日に何回かは、この言葉を思い出して
近づけるように、生きていきたいと
思っています。
長くなってしまいましたが、
読んで下さって、ありがとうございました。