最近ではよく聞かれるようになったCP(コストパフォーマンス)ですが、
商品を開発するときに食材に関しても、安くてより良い物を探すのが当然ながら当たり前になっています。
しかしながら、食材のよっては「一番良い」を探す時には違う意識も必要です。
例えば最近では、和牛の等級を示すA5、A4などの表記が消費者の中でも価値が高まっています。
しかしながら歩留り等級のAとかB除けば、
牛脂肪交雑基準(BMS)というランクが1~12までのうち、
5~7がA4、8~12がA5になるのですが、
当然ながら7と8を見分けるのは部位によっては素人ではとても見分けられません。
A4とA5では価格が全然違うので、当然ながらBMSが7のA4が安くて美味しいになりますが、
本当に見た目にも豪華に見える、「一番良い肉」であれば、A5の中でもBMS12の物となってきます。
そして決してそういった牛肉はCPが高いとは良いがたいですが、
場合によっては必要な食材ですし、
あえてランクを落として、商品として価格調整を図るにはそういった知識も必要になってきます。
少し専門的な話で、知らなかった人に難しいかもしれませんが、
牛肉に限らずしっかりと食材知識を持った中で、選ぶことは非常に大切です。
当然ながら調理法やニーズによっても、「良い物」というものが変わってきますが、
調理の幅を広げる意味でも、食材に興味を持ち、いろいろ見比べてみることが大切です。