こんばんは
思い起こしますと、
私自身が真言宗大覚寺派の阿闍梨様と
御縁をいただいたのが
十六歳の時でしたので、
真言宗との繋がりや信行などは
もうかれこれ四十八年になります。
以前から申し上げているように
私の生家/本家は先祖代々に渡り
浄土真宗大谷派の門信徒ですので、
私が真言宗と御縁を持ち空海様の御教えに
傾倒してゆく事について、
先祖の祟りやら恨みやら何やらと
親父からは罵倒されましてね(笑)
大体!先祖の祟りやら恨みやら・・・!?
そのようなくだらん事を声高に喚き吠える自体が
浄土真宗の教義そのものを理解していない!!
事と無知そのものに他なりません!!(笑)
まあもっとも私は、
その浄土真宗の教義そのものに疑念を
抱いておりましたので、
親父の無知な戯言なんぞ!
一蹴いたしましたけどね。
その浄土真宗の教義云々に関しましては、
ごく簡単にわかりやすく申し上げますと
「厭離穢土 欣求浄土」
即ち、この世は穢い!あの世を求める!
これに集約されると申せましょうね。
南無阿弥陀仏の六字名号念仏を唱え、
極楽浄土とかいう理想郷?に
阿弥陀如来の大本願力によって
ありがたくも往生させていただくことへの
報恩感謝といったところが
教義の根幹を成していると申せましょう。
それに比べ対して真言宗は、
あくまでも現世浄土であります。
森羅万象山川草木一切衆生悉有仏性!
煩悩即菩提!生かせいのち!
万物は皆光り輝く!
人間生命の大切さを説き大胆に肯定する!
そのダイナミックとも言える教義に
私が心奪われ惹かれ御縁をいただいたのも
当然の成り行きと申せましょうね。
それはまあ真言宗に於きましても、
葬式/法要などの式典儀礼は執り行ないますが、
あるかどうかもわからない!?
西方遥か彼方の極楽浄土とか何とかではなく!
この大宇宙空間より生命を授かり、
人生を全うして、
やがては大宇宙へと帰って行く
そのような教義思想に基づくものです。
宗祖空海様はこれを
「阿字の子が阿字のふるさと立ちい出て
また立ち帰る阿字のふるさと」と
述べておられます。
阿字とは即ち真言宗(密教)に於ける
根本教主大日如来の事、
阿字のふるさととは大日如来の密厳国土
即ち現世の太陽系第三惑星地球をも含む
大宇宙空間そのものを表します。
さて、
余談めいた話しが長くなりましたが、
今回の記事タイトル「真言宗だからこそ」
それについて申し上げたい事は、
真言宗に御縁をいただき帰依させていただき
長らくその御教えに触れ日々を過ごして
おりますと、
いわゆる偏狭性!狂信性!等々とは
無縁な思考言動行動に至れるように思います。
「我の信奉する宗教こそが一番であって!
他は全て間違った教え!」とか
「あんな宗教は悪魔の邪教!」とか
排除排斥排他的な思考言動行動は
いたしませんね!
またそれと同時に、
真言宗(密教)が一番優れた宗教とか
そのような事も申しませんし、
真言宗に帰依入信するべきとか
そのような事も一切申しませんし、
強引な勧誘なども一切いたしません!
過日もNHKラジオ深夜便を聴いておりましたら
高野山真言宗執務公室室長であられる
藪邦彦師がそれと似たような事を
述べておられましたし、
高野山には外国の異教徒の方たちも
多く来訪されますが真言宗が一番などと
言った事は一度もないとも
述べておられました。
やはりそれは、
密教第八祖、真言宗宗祖であられる
弘法大師空海様の懐の深さ、心の広さ、
それに伴う人間的魅力、
それ以上に多大なる功績の数々ゆえん
なのでしょうね。
そのように真言宗とは
広大無辺な思想を包括した宗派ですので、
相手方を尊重いたしますし、
偏狭狂信的に他の宗教宗派と無益な争いを
繰り広げる事はありませんね。
これは真言宗だからこそとも申せましょう。
とは申しましても、
私は浄土真宗とその中興の祖に対しては
絵空事妄想座学宗派だの極悪人だのと
批判を繰り返し繰り広げておりますので
偉そうな事は言えません・・・(笑)
これは私の不徳そのものですね。
自らが争いを巻き起こす事はありませんが、
相手方が「我々の宗派こそが云々」とか
わけのわからない事で勧誘などして来れば
徹底的にお相手させていただきます!
これはあくまでも私の思考言動行動です。
また真言宗が一番だから浄土真宗を捨てて
帰依入信するべきなどと言った事は
一度たりともありませんしね。
そのような気も一切全くありません。
ところで私の投稿する宗教関係の記事では、
御神仏系、自称霊能者系、スピリチュアル系の
方たちの申されておられる事に関係した事は
一切記事にして投稿いたしませんので、
御了承御理解くださいませ。
まあそれゆえに面白味の全く無い記事と
申せましょうね(笑)
長々と書き綴りましたけど、
この辺りで失礼いたします。
いつもありがとうございます。