『もうお前の引き立て役をやるのはやめた!』

それが俺が俺に誓った決意だった.

感謝をしなくなった馬鹿の背後を護る必要はない,そう思った.

暴走するエゴ,歯止めのきかない攻撃性…要は親もサジを投げるような子供だったわけ.悪知恵が働くだけ酷いもんだった.

自信が無くて臆病者…チワワみたいな野郎が,祭り上げられて,自分を支配者だと勘違いしてしまった.井の中の蛙だとも知らずにね.

分際をわきまえられない馬鹿は,周りに迷惑をかける.実力が周りによって造られたもんだと気付かないからね.

過信して自滅さ.

奴の見えない所で,俺らは動いた.奴の後始末をするためにね.目立つ奴は怨みもかうし,標的にもなる.誰かの犠牲によって輝いているからね.

俺は,身の程を知ってる.それが逆に駄目だったけどね.過小評価してた.自分の能力を自分で殺してた.それを解放したいけど,封印が堅すぎた.

俺は徐々に封印を解くことにしたよ.全部解放するまでは,実力以上の事が出来るように智恵を絞るさ.

日陰の人生に終止符を打つ時が迫ってきたのかもしれない.

いよいよ日向の人生を送れるようになるのかもしれない.

人は逆境に打ち勝つことで成長する.逆境から逃げれば退化する.

未来のために現在を強く生きようと思う.