2回目のジャニーズ記者会見を見て~記者会見への提言 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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2回目のジャニーズ記者会見を見て~記者会見への提言

 

【About Second Johnny’s Press Conference】

 

 

 

二回目二時間限定。

 

ジャニーズ事務所の2回目の記者会見が2023年10月2日午後二時から都内で行われた。

 

僕はずっと外に出ていたので、リアルタイムでは見られなかったが、帰宅後動画を見た。

 

2023年9月26日付けブログ/ノートで第三者ながら次のような提案をした。

 

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ジャニーズ事務所への提言~現事務所は遺産管理団体にしたらどうか

2023年9月26日

https://note.com/ebs/n/n54523fb5b5f1

 

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「現ジャニーズ事務所は、改心・改名・解体・解放が必要だということ。そのために、なにより必要なことは、第一に被害者の救済、第二に現所属アーティストの雇用、第三にこれまでの加害の詳細な検証と反省、第四にその調査結果を踏まえ再度同じことが起こらないためへの施策の策定だ。」

 

改名、解体が発表された。現事務所は、「スマイルアップ」という名前になり、被害者救済に特化する。(この「スマイルアップ」という名称はジャニー喜多川氏がまだ存命中の2018年に立ち上げた慈善事業プロジェクト名「ジャニーズ・スマイルアップ・プロジェクト」から) 現アーティストは、新会社を作り、移籍してもよいし、他社に移籍してもよい。上記の3と4への回答は特にはっきりは言明されなかったようだ。

 

被害者の人数などが発表されたが、補償額などについてはまだ明らかにされておらず、ただ、11月から補償を始めたいとした。まだまだこれから仕事は山積みだとは思うが、お互い、誠実に向き合って、なんとか双方が納得いくようにまとまってほしい。

 

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問題点。

 

この日問題になっていたのが、ジャニーズ側が設定した「一社一問」という制限。海外の記者会見ではこのような制限はないが、ここ日本ではなぜかできるだけ多くの社に質問してもらうことを目的にこのルールを作っているようだ。しかも「更問(さらとい)」(最初の質問の答えがあいまいだったりしたときにそれを更に正す質問)ができないという。これは主催者側が会場をお金を借りて、主催しているからそういうルールを勝手に決められるのか? だったら記者側で主催して、ジャニーズの社長らに来てもらってはどうか。

 

また、質問をあてるのが司会者の恣意的によるものになることを防ぐために、記者側に入場するときに番号札を渡し、司会者は抽選箱などからその番号札の半券を引くなどして、ランダムになるようにしたらどうか。一部には当日質問が当てられた人は多くがマスクをしていたということも噂されている。また、質問者用のマイクは多数用意し、記者席をブロックに分け、ブロックごとにマイク担当を置くなどして、記者がどこにいてもすばやく質問できるようにして無駄な時間が省く。

 

「一社一問」の制限をかけると、政治家でもそうだが、質問に対しはぐらかしたり、質問の意味を曲解したりして、適切な答えが出てこない場合、その質問さえ逃れれば、なんとかなる、と会見をする側が逃げにはいりこみやすい。たぶん、政治の世界で質問への答えがはぐらかしが多くなっているから、これで逃げればいいという空気が蔓延してしまっているのだろう。最近の日本の政治家の記者会見もどきを見ていると、本当に質問にまじめに答えない輩が多すぎるが、これはここ20年くらいの傾向なのか。アメリカなどでの記者会見ではほぼこういうことはありえない。

 

一方、質問する側も、要領を得ない質問だと答える側も困るので、自身の意見などを述べず、きっちり聞きたいことを事前に練りに練って端的に短めに質問に臨んでほしい。ファクトやデータに基づいた5W1Hに根差した質問をしてほしい。

 

「一社一問」でも答えになってない場合、論点ずらしなどで逃げている場合は「更問」を、OKとするなどしてもよいのではないか。また、質問に対する答えがなっていない場合は、はっきりそれを伝え、しっかり答えてもらうよう促す。

 

今回は2時間限定、前回は4時間超。2時間でも長いのだが、3時間くらいあってもよいような気はする。

 

果たして次回の記者会見はどうなるか。

 

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