〇岩田由記夫さん宅訪問
【Visiting Mr. Yukio Iwata’s Audio Room】
オーディオ。
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(本作・本文は約3000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ6分から3分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと10分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)
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〇岩田由記夫さん宅訪問
【Visiting Mr. Yukio Iwata’s Audio Room】
オーディオ。
先日急逝した音楽評論家の大伴良則さんのお別れの会が来る2022年5月4日(水・祝日)に大岡山のライヴハウス「グッドストック東京」で行われるが、その打ち合わせも兼ねて、以前からいちどおうかがいしたいと思っていた岩田由記夫さん宅へそのオーディオを聞きにおうかがいした。
「レコードでもCDでもお好きな物、お聴きになりたい物、おもちください」ということだったのだが、あんまりたくさんすぎてもなんなので、ちょっとだけ持って行った。
ちょうど訪問日が土曜日だったこともあり、アクアラインが若干渋滞していたが、2時間少々で到着。
岩田さんのオーディオはかなり本格的で超重量級。
たまたまうちの取り出しやすいところに置いていたテンプテーションズの『ソリッド・ロック』の「ストップ・ザ・ウォー・ナウ」をかけていただくことにした。すると、「じゃあ、その盤、クリーニングしましょう」ということで、最初レコード・プレイヤーかと思っていたクリーニング・マシンでそのヴァイナルをクリーニングしていただいてから、こんどは本当のターンテーブルに乗った。
(レコード盤洗浄機)
「ストップ・ザ・ウォー・ナウ」はエドウィン・スターのヒットのカヴァーだが、ここではテンプスは、というより、プロデューサーのノーマン・ホイットフィールドは、これを12分超のヴァージョンにしているのだ。
そして、そのオーディオから流れてくる「ストップ・ザ・ウォー・ナウ」の音像は、まるで、レコーディング・スタジオでの音のよう。
先ごろ亡くなったジョー・メッシーナか、ワウ・ワウ・ワトソンのギターがくっきり前に出る。そして、ほとんどインストゥルメンタルのこの曲が、エドウィン・スターのシングル・ヒット・ヴァージョンとはかなりちがっている。
Stop The War Now - Temptations (12:27) (1972)
https://www.youtube.com/watch?v=_DXSqohf358
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そして、マーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイング・オン』のアナログ盤をかけていただいた。のだが、これが意外なことに、音がそれほどくっきりしていなかった。
岩田さんによると「ある程度いいオーディオで聴くと、意外とアナログでもそれほどめちゃくちゃいい音じゃないことがあります」そうだ。同じ『ホワッツ・ゴーイング・オン』のCDをかけていただいたら、そっちのほうがよかった。これなど、意外な大発見だった。
いろいろ聞いていると、ふだんは聞いたつもりでいた作品のいろいろ違った楽器の音や音像がくっきり聴こえたりして、新鮮だ。
https://www.youtube.com/watch?v=TOQi0y9n9MA
https://www.youtube.com/watch?v=H-kA3UtBj4M
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「オーディオも超マニアになると、(電気の)「マイ電柱」建てるんでしょう」と訊くと、「うち、電柱、それです」と。ぶったまげました。電流というのは、そもそもけっこう濁っているので、それをひっぱってきて電流を綺麗にする機械を通して綺麗にして雑音を少なくするそうだ。
この日は、話や音楽に夢中になり、ほとんど写真を撮るのを忘れてしまった。
改めて、じっくり写真も撮りつつ、試聴会に臨んでみたい。
岩田さん、もろもろありがとうございました。また行きます。
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概要
『大伴良則さんを送る会』
日時:2022年5月4日(水曜日、祝日) 午後2時~4時
場所:大岡山Goodstock Tokyo
東京都大田区北千束3-20-8 スターバレー II B1
電話 03-6451-7396
(東急・目黒線・急行で目黒から二駅目、東急・大井町線。駅から徒歩5分)
会費 10000円
(1階のレストランで軽食・飲み物などを提供します。地下1階と1階は行き来自由です)
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