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◎ドキュメンタリー『アメリカン・エピック』、今秋全米で放映へ

【Documentary “American Epic” Comes This Fall】

録音歴史。

1920年代にアメリカ各地に旅をし、当時まだ最新機材だった録音機を持って、各地にある音楽家たちが作る音楽を録音した様子を中心に、アメリカで発展した音楽の歴史、録音音楽(レコ―デッド・ミュージック)の歴史などにフォーカスしたテレビ用ドキュメンタリー映画『アメリカン・エピック』が今秋全米PBSで放送される。3回シリーズ。同名映画と連携したCDアルバムもリリースされる。

二人のイギリスの映像作家、バーナード・マクマホンとアリソン・マクゴーティー、アメリカのプロデューサー、デューク・エリクソンらが製作する。Tボーン・バーネット、ロバート・レッドフォード、ジャック・ホワイトがプレゼンツでクレジットされる。

また、これらを編纂した映画として、2015年10月10日と13日に「ロンドン・フィルム・フェスティヴァル」でプレミア上映される。これは140分。おそらく、テレビ版は45分程度でそれが1時間枠で3回放送されるが、劇場映画用に140分にまとめられるものとみられる。

同サイト
http://www.pbs.org/americanepic/

https://whatson.bfi.org.uk/lff/Online/default.asp?BOparam::WScontent::loadArticle::permalink=americanepicsessions

この作品は1920年代にアメリカのレコード会社が全米各地でフォーク、ブルーズ、カントリー、地域、人種音楽を録音してきたものにフォーカスする。そうした音楽を作り存命のアーティストにもインタヴュー。およそ8年のリサーチを元に作り上げたという。

レッドフォードは、「(これは)アメリカの最高の語られていないストーリーだ。文化的革命が最終的に国を一つのものにした、そんな物語」と絶賛する。

また『ジ・アメリカン・エピック・セッションズ』と題されたセッションが現代の音楽家、ナズ、ウィリー・ネルソン、エルトン・ジョン、ベック、スティーヴ・マーティンらがレコーディングをした。

この映像に関連したCDアルバムはソニー・ミュージックのレガシー部門から、またアナログのヴァイナルはサードマン・レコーズからリリースされる。コンテンポラリーなパフォーマンスは、コロンビア・レコーズから出る。

予告編
https://www.youtube.com/watch?v=jcbATyomETw&feature=youtu.be/



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http://www.rollingstone.com/music/news/jack-white-t-bone-burnett-to-produce-american-epic-music-documentary-20150408

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