自分の中にある よく分からないもの・・・


それは 理解できないまま焦りになったりしていました。



全てがうまくいっていない・・・



何かの流れがほしい・・・



きっかけがほしい・・・




そんな時に フジテレビの「アンビリーバボ」


前世療法 そして ソウルメイト のことが放送していました。



アメリカのアイアミ大学付属病院の精神科教授 


ブライアン・L・ワイス先生の


実際の臨床の場で起こった話です。


催眠療法で 患者さんの子供時代に 記憶をさかのぼり 


トラウマの原因を探すという手法を取っていました。

科学で証明できないものは すべて信じないという

現実主義の彼でしたが あることがきっかけに

彼の人生観はいっぺんに変わりました。




ある日 キャサリンという女性が受けに来ました。


集中的に何度か 催眠療法を受けて


子供時代のトラウマなどを思い出すのですが


彼女の症状は なかなか改善されないままでした。




さらにもっと退行させようと 彼は言いました。


「あなたの 症状の原因となった時まで


 戻りなさい。」

以下 


「前世療法」 著 ブライアン・L・ワイス


から 抜粋します。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そのあと起こったことに対して、

私はまったく心の用意ができていなかった。




キャサリン 「建物に向かって、白い階段があります。


柱のたくさんある白い大きな建物で、前の方はあいています。


入り口はありません。私は長いドレスを着ています。


・・・・・ごわごわした布でできた袋のような服です。


私の髪は長い金髪で、編んでいます。」


私は、何が何だか、わからなかった。 

一体、何が起こっているのだろう?


それはいつのことで、あなたの名前は何というのか、と


私は彼女に質問した。



「アロンダ・・・、私は十八歳です。 建物の前に市場が見えます。


かごがあります・・・かごを肩に乗せて運んでいます。


私達は谷間に住んでいます・・・水はありません・・・・


時代は紀元前1863年です。 


その地域は不毛で、暑くて、砂地です。


井戸があって、川がありません。 


水は山の方から谷間にきています」




彼女はさらに、地形について話した。


私は彼女に何年か先に進むように指示し、

見えるものについて話すように、言った。



「木が何本かと、石だたみの道があります。 


料理のための火が見えます。


私の髪は金髪です。 


茶色の粗布でできた長いドレスを着ています。


足にはサンダルを履いています。 私は25歳です。


私にはクレアストラという名前の女の子がいます・・・・


彼女はレイチェルだわ ( レイチェルは現在の彼女の姪である。


二人はとても親密な関係であった ) とても暑いです。」



私はびっくりした。 胃がキュッとちぢみ、


部屋の中がとても暑く感じられた。


彼女の見ているビジョンや思い出は、

非常にはっきりしているようだった。


あやふやなところはまったくなかった。


名前、時代、着ているもの、木、すべてがありありとしていた。


何が起こっているのだろう? その時の彼女の子供が


現在の姪なんてことがあり得るだろうか? 


私はますますわけがわからなくなった。


それまで、何千人の精神病の患者を診てきたし、


催眠療法も数え切れないほど行ったが、こんな見事な

幻想には、夢の中の場面でさえ、一度も出会ったことがなかった。




時をもっと進めて、死ぬ場面に行くように、私は彼女に指示をした。


こんなはっきりした幻想( それとも思い出? ) の中に

慕っている人に、どう対処してよいのかよくわからなかったが、


私は彼女の症状の原因となった事件を探していた。


死ぬ時に起こった事件が、特別な傷になっているかもしれなかった。


洪水か、津波が、その村を襲ったようだった。




「大きな波が木を押し倒してゆきます。


どこにも逃げ場はありません。


冷たい。 水がとても冷たい。 子供を助けないと。


でも、だめ・・・子供をしっかり抱きしめなければ、おぼれそう。


水で息がつまってしまった。 


息ができない、飲み込めない・・・・ 塩水で。 


赤ん坊が私の腕からもぎ取られてしまった」




キャサリンはあえぎ、息ができなかった。


突然、彼女の体がグッタリして呼吸が深く、安らかになった。




「雲が見えます。・・・・私の赤ん坊も一緒にいます。


村の人達も。 私の兄もいます。」


彼女は休んでいた。 その人生は終わったのだった。


彼女はまだ、深いトランス状態にいた。


私は驚きあきれていた。 前世だって? 輪廻転生だって?


彼女が幻想を見ているのでなければ、物語を作っている

のではないことは、私の医者としての知識からも確かだった。 

彼女の考え方、表現の仕方、細部への注意の向け方など

すべて、普段の彼女とは違っていた。


精神医学のあらゆる事例が私の心をよぎったが、 

彼女の精神状態や性格からは、今起きたことを説明することは

できなかった。


精神分裂症だろうか? いや、彼女は一度も、分裂症的な症状を


示したことはなかった。 幻聴や幻視、白昼夢などの兆候も

認められなかった。


妄想を抱くこともなかったし、現実逃避もしなかった。


多重人格者でもなければ、人格分裂者でもなかった。


一人のキャサリンしかいなかったし、彼女自身、

それを完全に知っていた。


彼女が反社会的な人間だということもなかった。

女優でもなかった。


薬物を使用したり、幻覚剤を吸ったりすることもなかった。


酒量もごく少なかった。

催眠中の生き生きした臨場感あふれる体験を


説明できるような神経の病気も、精神の問題もなかった。




これらはある種の記憶に違いなかった。


しかし、どこからきたものなのだろうか?


自分がほとんど知らない分野、つまり、輪廻転生や


過去生の記憶といったものにぶつかったのではないか、

と私はとっさに思った。


でも、そんなはずはない、と自分に言い聞かせた。


科学で仕込まれた私の理性が拒否していた。


でも、現実に目の前でそれは起こっているのだ。


私には説明できないけれど、現実を否定することもできなかった。




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② 私の生きる意味は ?

③ 恋愛観

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