実は私が前から気になるサービスがあるのだが、
心理的に買えないでで困っていることがある。

なぜならそのサービスは無料なのだ。

そのサービスが5000円なら迷わず買っていただろう。

だけど、無料だから逆に怖くて入れないのである。

なぜならそのサービスが通常なら何万円もしてもおかしくないで
あろうというサービスである。

それがなんと無料なのだ。

絶対なにか裏があると思ってしまい、怖くて手が出せないでいる。

価格にはこういう特性がある。

その商品に対して安すぎても人間は怪しく感じてしまうのだ。

狙いによっては値段を下げてものをたくさん売るという手法もある。

だけど気をつけなくてはいけないのは

この怪しいと思う直前にしなくてはならない。

全員が安いと思ったらそれは怪しいということと同義なのだ。

この前、トルコに旅行にいって学んだことがあります。

それはそのトルコで日本人向けの価格が絶妙だということです。

これは一番うまいなぁという価格帯につける。

私なんかはるばる遠くトルコに行きますから、

なんかいろいろ安く買えたらいいなぁ~

と期待しています。

多くの観光客もそう思ったと思います。

トルコの平均年収、物価は日本の半分です。

ですが、そこで行った日本人向けのレストランなどに行くと

やっぱり高い(というか私の感覚で)

でも隣のおばちゃんとかは普通に注文しているし、文句もなさげ。

これはどういう価格帯かというと、

日本の相場と同じ価格ということです。

例えばレストランで、

ビールだったら500円前後。

ジュースだったら350円ぐらい。

日本の居酒屋だとこのぐらいの価格ですよね。

だいたいお土産屋さんにしても、

コップだったら日本で買うんならこれぐらいだな

とかそのような値段です。

ですから、おばちゃんとかあまり気にしない人にとっては

気にならない価格。

私のようなちょっとシビアに価格見る人にとっては

ちょっと高いなと感じるけれど渋々払う価格。

この価格が絶妙だということです。

私の体験上、いろいろな価格戦略がありますが、

いちげんさん相手の商売だったらこの価格設定がうまくいく。

その価格を超えると全員が高いと感じる直前の価格です。

トルコ旅行の場合だと、日本の価格を超えてしまうと、

さすがにみな高いと感じてしまうと思います。

高いと思うけれど、文句がでない範囲。

全員が高いと思う直前の値段。

これがいちげんさん相手の商売だったら一番うまく値段設定です。
商売をやってて拡大できるものと拡大できないものがある。

というかそれって大きな商売にできるのか?

ということが始める前から大体わかるのである。

それは一言で言えばそれをコピーできるかできないかである。

例えばお医者さんとか弁護士で出世しようとする。

もちろんお金持ちになれると思う。

だけどそれはどちからというとその先生、その人

というものに重点を置くからコピーができない。

そうすると拡大ができない。

それが、ユニクロのような商品、店舗、販売ノウハウということで

あったら拡大できる。

なぜならコピーができるから。

コピーができるものは拡大できる。

青森で成功すれば、秋田で成功できる。

茨城で成功できれば、千葉で成功できる。

このコピーして拡大するという視点がたいせつだ。

だから、商売を拡大しようとするなら、どうやったらコピーできるのか

ということを常に念頭において置く必要がある。

それができた時収入が倍々で増えていく。