モネ展

大阪でやっているモネ展に行ってきた

19世紀から20世紀にかけて活躍したクロード・モネ

恥ずかしながら彼の作品は睡蓮しか知らなかったが、今回何かに惹きつけられて足を運んだ





モネについて、展覧会ページより引用↓


印象派を代表する画家のひとり、クロード・モネ(1840-1926)は、自然の光と色彩に対する並外れた感覚を持ち、柔らかい色使いとあたたかい光の表現を得意とし、自然の息遣いが感じられる作品を数多く残しました。同じ場所やテーマに注目し、異なる天候、異なる時間、異なる季節を通して一瞬の表情や風の動き、時の移り変わりをカンヴァスに写しとった「連作」は、モネの画業から切り離して語ることはできません。移ろいゆく景色と、その全ての表情を描き留めようとしたモネの時と光に対する探究心が感じられる「連作」は、巨匠モネの画家としての芸術的精神を色濃く映し出していると言えるのかもしれません。



​本物が放つエネルギー

久方ぶりに近くで見た本物の絵は迫力が違う

油絵具の筆使いがそのままカンバスに残されている

精密な陰影の表現

豊かな色彩感覚

繊細な自然の草花の描写


眺めていると、風の音、水面の揺れる音、葉っぱがこすれる音が聴こえてくる

絵なのに動きを感じる

音や光を感じる


写真やコピーでは絶対に出せない

これが本物の持つエネルギー

モネの残した証なのだ




​水面の表現

私はとりわけ水面が描かれている絵が好きだった

晩年の作品より駆け出しの頃の作品に多い印象だった

静かな水面、風吹き荒ぶ水面、朝の柔らかな光を浴びた水面…

水面といってもどれも表情が全く異なる

それを多彩に美しく色付けた一枚一枚に見入ってしまう




​連作

今回の展覧会のテーマは「連作」

モネはカンバスを何枚も並べて、同時進行で同じ風景を描き、時間ごとに変化していくさまを描いたそうだ

同じ対象物でも太陽の当たり方によって輪郭がぼやけたり、色が全く違ったりして、風景はその時々で違った表情を見せる

真夏の昼間の絵は蝉の声が聞こえてきそうだし、夕方の絵はツクツクホウシや荷車の音が聞こえてきそうだ

モネの絵と自分の中にある情景が重なって溶け合って新しい映像を産む、そんな体験だった


グッズも素敵

ショップで販売されていたグッズも色彩豊かでセンスが素敵だった

絵の具の凹凸まで再現されたミニカンバスなんかも売っていた

クリアファイルやアクリルマグネットなど、色彩を生かしたグッズが豊富だった

私は事前にチェックしていた「庭缶」を迷いなく購入

柄の素敵な缶はついつい捨てられない





​まとめ…モネ展は見る価値大アリ

いろんな作家の作品を一点ずつ見るより、1人の作家の作品をたくさん見るほうがいい

よりその作家を理解し、感じ、受け取るものが大きいのだと思ったからだ

モネが何を感じとり、カンバスに表現したのか

私ならに受け取ることができたと自負している








帰りに駅に繋がるビルで見つけた、現役のポスト(多分)↓



足を伸ばして鶴橋へ

何気ないキンパがおいしい!

ながーいおでんみたいなやつも美味しかった!