だれがきみを連れて行った | soulfood

だれがきみを連れて行った

だれがきみを連れて行った
きみが行ってしまった

あの地の果てのような場所から

ぼくは手をあわせながら
目の前の床が落ちていくのをながめていた

やさしい花をそえるよ
安らかな門出?
そんなものじゃない

きみの苦しみを
ぼくは知らない
それはきっとぼくの悪
だから行ってしまったの?

だれがきみを連れて行った
きみはほんとうに行ってしまった

地の果てから

青ざめたほおに
哀しいしずくがこぼれるのを
ぼくはただながめていた

重い足を引きずりながら
それでもきみに会いに行かなければならなかった

きみの苦しみを
ぼくは知らない
それはきっとぼくの悪
後悔だけがぼくを包む

何もきこえない
何も感じない

だれがきみを連れて行ったの
きみが行ってしまった