今日は、アコースティックギターとピアノの美しい音楽を紹介します。
JONI MITCHELL（ジョニーミッチェル）の
『BLUE』
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ジョニーミッチェルはカナダ出身のシンガーソングライター。彼女の驚くべきところは、ただのシンガーではなく、写真や絵画などでもその才能を発揮しているということ。音楽以外の多彩な芸術活動をしていることで名が知られていて、自身の個展まで開いたりもしているとのことだから驚き！
1971年発売の本作
は、アコギとピアノがメインの素朴なフォーク音楽と思いきや、聴いているうちに、いつの間にか夜の海で潮風 に吹かれているような、そんな優しい空気につつまれていきます。まるで芸術家である彼女が作り出した音楽という絵画の中に吸い込まれるよう。聴きおわったあとは、なにかいい映画でも観たような、そんな気分にさせてくれます。
彼女の音楽の魅力は、ぼくはずばりハスキー
であることだと思います。彼女が発する音は、全てがハスキーなんです。細く途切れそうなオープンチューニングのハスキーなギターの音色、声の強弱が絶妙な美しいハスキーボイス。特に、芯があるのに力を入れない震えるようなボーカル はとても印象的です。彼女のボーカルは、『歌っている』というよりも『つぶやき、囁いている』といった表現の方がしっくりくるかもしれません。
部屋を暗くして目を閉じ、あえて小さい音量にして耳を済ませて聴きたくなるような1枚。
癒されるので、眠りにつくときの1枚にもオススメです