日米支配層蜜月の始まり

 

『桜井ジャーナル』

リンク)より引用います。

 

・アメリカにしろ、日本にしろ、

配層が目指している方向は一貫している。

 

世界を支配し、富を独占することだ。

国という仕組みは庶民の意思も

 

反映されるようになっているので、

彼らは破壊したがっている。

 

ファシズムを欧米の巨大資本が

支援していた理由もそこにある。

 

・フランクリン・ルーズベルト大統領は1938年4月29日、

ファシズムについて次のように語っている

 

「もし、私的権力が自分たちの民主的国家より強くなるまで

強大化することを人びとが許すなら、民主主義の権利は危うくなる。

 

本質的に、個人、あるいは

私的権力をコントロールするグループ、

 

あるいはそれに類する何らかの存在による

政府の所有こそがファシズムだ。」

 

・1932年の大統領選挙でウォール街は、

ハーバート・フーバー大統領の再選を目指していた。

 

この人物は

スタンフォード大学を卒業した後、

 

鉱山技師としてアリゾナにある

ロスチャイルドの鉱山で働き、

 

利益のためなら

安全を軽視するタイプだったところを

見込まれて「出世」している。

 

・このフーバーが1932年の大統領選挙で

ニューディール派のルーズベルトに負けてしまう。

 

そこで、JPモルガンを中心とする

巨大金融資本は1933年から34年にかけて

反ニューディール派のクーデターを計画している。

 

バトラーの知り合いで、

クーデター派を取材したジャーナリストの

ポール・フレンチによると、

 

彼らはファシズム体制の樹立を

目指すと語っていたという。

 

この計画は

スメドリー・バトラー海兵隊少将らが

議会で証言で明らかになっている。

 

・このJPモルガンは

日本の支配層とも深い関係がある。

 

切っ掛けは関東大震災。

 

復興資金を調達するため、

日本側はJPモルガンに頼り、

 

それ以降、日本の政治経済は

この金融機関の影響下に入ったのだ。

 

・1932年にジョセフ・グルーが

駐日大使として日本へ来るが、

 

この人物のいとこは

ジョン・ピアポント・モルガン・ジュニア、

つまりJPモルガンの総帥と結婚している。

 

それだけの大物を

送り込んできた理由のひとつは

対日投資にあるだろう。

 

グルーは日本軍が

真珠湾を攻撃した後も

日本に滞在、

 

1942年に帰国する直前、

岸信介からゴルフを誘われている。

 

・JPモルガンと最も近い関係にあった日本人は

井上準之助と言われている。

 

三井財閥の大番頭を務めていた団琢磨は

アメリカのマサチューセッツ工科大学で学んだ人物で、

アメリカの支配層と太いパイプを持っていた。

 

・新自由主義に食い荒らされた国々は

死が間近に迫っている。

 

支配層はその国を放棄し、

直接投資に乗り出そうとしている。

 

そして考えた仕組みが

TPP(環太平洋連携協定)、

TTIP(環大西洋貿易投資協定)、

TiSA(新サービス貿易協定)の3点セット。

 

これは明らかにファシズムであり、

第2次世界大戦の前から彼らが目論んでいたことだ。

 

・この長期計画を巨大資本が放棄するとは思えない。

 

安倍晋三政権の動きを見ていると、

強引にヒラリー・クリントンを大統領にさせ、

 

屁理屈を使って3点セットを実現すると

アメリカ側から言われているようにも思える。

 

・金融システムを巨大資本が支配する仕組みが

アメリカに出現したのは連邦準備法が制定された

 

1913年だが、

これにはJPモルガンの創設者である

ジョン・ピアポント・モルガンが関係している。

 

・ニッカー・ボッカー信託が破綻、

その救済をモルガンが拒否したことから

連鎖倒産が始まって相場が暴落、

 

それを口実にして

セオドア・ルーズベルト大統領が

国家通貨委員会を設立、

 

巨大金融機関の代表が

ジキル島にあるモルガンの別荘に集まって

秘密会議を開催、

 

そこで

連邦準備制度の青写真が

作り上げられたのだ。

 

この法律によって

アメリカの通貨政策は

民間の銀行が支配することになり、

 

ドルが基軸通貨になってからは、

そうした銀行を世界の金融を支配することになる。

 

・ドルが基軸通貨でなくなると、

この仕組みが破綻してしまう。

 

そうした動きの震源地は中国とロシアであり、

その意味でもアメリカの巨大資本は

中国やロシアを破壊しようと躍起になっている。

 

アメリカの軍部は懸念しているようだが、

ヒラリーの周辺にいるネオコンたちは

ロシアとの核戦争を辞さないという姿勢だ。

 

彼らがその意味を

理解しているかどうかは不明だが。