第五百五十七話 オキツー2nd(キャンプ編)――その24
――オキツー2nd――
大阪~隠岐の島までロードバイクでツーリングする作戦である。
前回の続き――
無事、島に渡った珍道中一行。^^
しかし、実はこの日、台風が通過する直前だった――。
とりあえず本日のお宿に荷物を置きに行く。
毎年通っている道路で島の東部に向かって走る。
毎年、上陸直後に逝く定食屋で腹ごしらえ。
今年はいつも止まってる諏訪荘が工事関係者で満杯。
仕方なく、但馬屋 という宿に変更となった。
宿に着いて荷物を置かせてもらう。
――と、台風が近いから今日は早めにメシ済ませて、風呂も早めにするよう言われた。
宿の人の様子から結構ヤバそうな雰囲気が伝わってきたので、キャンプ組も急遽初日は宿に泊まることにした。
何か午後のフェリーも欠航になってるみたいだし。
む~島の台風はちょっとヤバイかも……。
遮るものがないからモロだし。
とりあえずいつもの明屋海岸まで行って、キャンプ場の管理人に挨拶だけ済ませてくることにした。
いつもなら、初日は疲れ倒すまで泳ぎまくるのだが、天気も怪しいし今日はやめておくことにした。
翌日――朝からキャンプ場に逝って、テント設営。
しかし、雲行きが怪しくずっと曇り。
さらに翌日は小雨がパラつく最悪の天気。
一応海に入れたが、小雨の中なのでメッチャ寒かった。
結局、帰りの日まで、曇りと小雨が交互に来る最悪のキャンプ。
島一周しようにも、この天気では愛車の出番は全くない。
(結局、島にいる間、まともに乗れる天気は一度もなかった)
トドメが――撤収の朝。
眠い目を擦りながら、ボーっとしてると、
Kちゃん、D先生、A吉君のテントを畳む時に、突風が吹いて、テントドームがゴロンと……
目の前は海。
しかも急斜面なので、まっしぐら。
あはれ、ドームテントは海の藻屑……
かと思いきや、海岸にプカプカ浮いてるし……。
いっそ流されてくれたら、もう諦めもつくのだが、さすがに海岸にゴミ置いてく訳にもイカナイ。
仕方なく早朝6時から水着に着替えて、寒い中海中に入って回収作業に勤しむ。
ようやく回収したテントは海水でビシャビシャなので、もう使い物にならない。
やむなく畳んでゴミ箱に廃棄という顛末を迎えた。
何とか撤収準備を終えて、港へ。
帰りのフェリーを待つ間も、急な豪雨に見舞われ、停電した。
う~ん、やっぱ台風の前後は無理してキャンプはやめた方がいいな。
さすがにこの風では危ない。
夜中も風ビュービュー吹いて、テント飛ばされないか不安だったし。
帰り道は、当初の予定では自走で帰ろうか悩んでいた。
まあ、その時の足と体力の状態次第だな~と思ってたのだが、
あいにくと鳥取・米子は雨予報。
雲行きもドンヨリしていたので、諦めて輪行撤収することにした。
まあ、そんなこんなで、ツーリングは大成功したけど、
キャンプは大失敗!(爆)
という結末でした。
う~ん、これはどっかでリベンジキャンプしたい。
来年は、是非ランドナー作って、ソロでキャンプアタックしてみようかな(笑)