第五百二十八話 初シュワルベ
今年の夏――例のアレをやろうと思ってます。
去年はケガでできなかったし。
というわけで恒例の、本格的な夏を前にしてタイヤを交換しよう(物欲病です^^)
メーカ:ダイアコンペ
品名:グランコンペSS(スペシャルステージ) ケブラービード
サイズ:700x23c
カラー:レッド
重量:198g
定価:¥4,200(一本)
ぶっちゃけ、すり減ってないのでまだ使える。
ノーマルホイールに履かせて、練習用タイヤにしようと思ってる。
ざっと、コイツのインプレ――。
何というか、かなりキワドイ代物。
非常に軽量でトレッドもビードも非常に柔らかい。
パナとは大違いで、タイヤレバーなしの素手で脱着できる。
対パンク性と、グリップは意外にあって、軽量の割に実用的なタイヤだと思う。
転がり抵抗は並だろう。
軽量なので走行感の軽さはあるが、転がり抵抗はそれほど優秀という感じはしない。
使ってみた感じ、街乗りからロングライドまで、幅広く万能に使えるが、
可もなく不可もなく、これといって特徴のない走行感。
ただし、耐久性はそこそこ高めじゃないかと思う。
――が、欠点と言うべきかどうか。
その軟らかさが非常に危うい。
リムに嵌めると、23cとは思えないほど細い。
ひょっとすると20cなのでわ???
と疑いたくなるほど細くて、リム幅に収まるか、ちょっと心配になる。
てか、現実にハマったつもりでも、空気を入れて走り出すと、
冗談抜きでビード外れるのよね……。(恐)
もうちょっとでアベシと言いそうになったことが2、3回あったりして、チューブ交換直後が特に要注意だ。
一度しっかりハマれば走行中にビードが外れることはないが、(当たり前だ。外れたら事故るぞ)
初期装着時と装着直後の走り出しの際は入念にチェックしないと、マジでヤバイ。
一番恐いのは、少し走らせてチェックしないと、本当にハマってるか判別しがたいことだろう。
コイツは非常にセッティングがタイトなので、
扱いは最新の注意を払わないといけない。
ていうか……マジで恐いタイヤです。
(結構ヒヤヒヤ)
さて、お次は対超長距離用タイヤとして、導入したコイツだ!
メーカ:シュワルベ
サイズ:700x23c
カラー:ブラック・レッド
重量:180g
定価:¥7,140(一本)
結構高い……。
今回のチョイスは非常に迷った。
まだ使ったことのない ミシュランPRO3 にするか、コイツにするか。
他のインプレ記事も色々探って、コイツに決定。
まあ、いずれ試してみるつもりだけど、雨に弱すぎるPRO3はまた次回ということで。
早速、装着してみますた。
色的には純赤ホイールに合わないかな~と思ったけど――。
おおっ!
結構イカツイ感じになった(笑)
赤ハブ・赤スポーク・赤リム・黒タイヤ・赤ライン入り。
黒がええ感じのアクセントになって、なんか強そうに見えるかも。^^
まだまだじっくりお試し期間中だが、
ちょい乗りしてみた感じ――。
ファーストインプレは、「めっちゃ不思議なタイヤ」だ。
乗り心地が信じられないほど柔らかい。
ちゃんと8.5気圧入れてるのに、気圧不足のプニョプニョタイヤに乗ってるような感触。
(スペック上は、8~10気圧までいける)
柔らかすぎるのでわ???
と言いたくなる感触。
MS-03 アザレアはスポークテンションバリ固ホイールに仕上げた はずなのだが、
コイツを履かせると、非常に乗り心地が良くなった。
バリ固ホイールさえ、いなしてしまうのには驚き。
転がり抵抗は、タイルの上を滑っていくような感じ。
ちょいと気圧を下げると、濡れタイルの上を滑っていくような感触になる。
感覚的には、ちょっと怖いくらい加速性が良い。
の割りに、グリップはそこそこ効いている。
ダウンヒルのコーナーでも、結構安心して乗れそうだ。
触ってみた感じ――
トレッド面とタイヤサイドで材質が違う。
トレッド面は固めのプラスチックというか、樹脂っぽい固さと粘りがあるのに、サイドはぷにょぷにょのゴムっぽい感触。
触った感じ、全く違うものであることがわかる。
おそらく路面はしっかり固く捉えているが、サイド面の異常な柔らかさでクッションを効かせる構造なのだろう。
よく走る割りに、不思議なクッション性を備えた、何とも不思議な乗り心地。
コイツは、なかなか面白いフィーリングのタイヤだ。
恐らくどんなホイールに履かせても、乗り心地がよくなるのではないだろうか?
ぶっちゃけ、ちょっと変り種のタイヤなのだが、フィーリングは悪くない。
今年の夏はコイツでまたロングライドにチャレンジしようと思う。
あ、それと――
このタイヤ、つい最近リコール食らってるので、要注意。
すでにリコール品は回収されて大丈夫と思いたいが、万が一流通してたら、問題なので、
コイツを買う時は注意して欲しい。