第五百二十五話 淡路一周――Part5
海岸沿いの細道をひたすら行くと、こんな住宅街。
この途中に、県道25号線にのっかる横道が――
あった……。
て、げぇ……。
結構な勾配ですなぁ。しかし、これ乗らんコトには、鳴門岬の方いけないし。
我慢して登る。
25号線も結構な登り。
メシ食った直後なので、あんまカラダ動かないけど、ひたすら我慢のペダリングです。
事前にルート説明したにも関わらず……
途中で、A吉君がそのまま岬の方まで行きそうになったので、大声で呼び止める。
だ~か~ら、そっちは237なんだって。
コイツ人の話、聞いちゃいねぇな。からくも播磨灘方面の25号線に乗る。
しかし、ココもまた結構な坂道。
アップダウンがひたすら続きます。
「コーナー回ったら、また登りやったりして……」
とA吉君が言った直後、ホンマに言った通り。
思わず、ツボに入って大爆笑してしまう。
このコース、ベタすぎ!
悪い予感が全部当たる方になってるし。
山岳ゾーンを突破する直前、激坂出現で撃沈一回。(笑)
暑さピークの時間帯に、ココ登るモンじゃねぇな。
電車・フェリーの時間がアレなので、仕方ないんだけど、もうちょっと早朝スタートしたかった。
まあ、しかし、この日はまだ最高気温30℃だったので、マシな方。
これ、もしも35℃あったら、死ねるな~。
(え、んな猛暑日に走らん???)
阿那賀の港に出た。
ここで、Googleアースチェックの成果が炸裂。
港沿いの訳ワカラン住宅街の入口を見事に発見。
とてもまともな道とは思えない住宅地を突破して、サンセットライン上の海岸線をピンポイントで見つけた。
いや~、始めて通った道とは思えないくらい、正確にわかるゾ!
Googleアースは、なにげに使える!!!
しかし、実はこっから先の25号線が長い。
ずっと海岸沿いをいける訳ではなく、
ところどころ岬を迂回しては内陸側に入る。
↓
プチ丘を登り
↓
住宅街突破
↓
海岸に出る
↓
港町へ
というパターンを繰り返す。
迂闊に25号線を外れると、変な方角へ言ってしまうので要注意だ。
そろそろ31号線に乗れた頃か?
湊港のあたりで25号線と31号線が合流する。
基本は、街道に沿って走り続ければそのまま31号に乗るので、あまり気にする必要はない。
この辺でやっとこさ、コンビニにありつけた。
淡路の西海岸沿いは、町ごとにコンビにが大体2軒ずつある感じ。
まあ、見つけたら、無理せず休んでおいた方がいい。
町と町の間が、大体5km~10kmくらいあるから、コンビニ間は結構キツイものがある。
あとは残りの40kmくらいかな?
時間的には何とかお日様の出てるうちに、一周できそう。
しかし、意外と海岸沿いも小さなアップダウンがあるので、ペース配分気をつけないといけないな~。
まあ、もう少しだし、頑張りますか。
次回へ続く――