見てきました。
「リンカーン」
160分の大作。
長いかなと覚悟してたんですが、重厚で最後まで グッと引き込まれました。
こんな映画を待っていたんです。
リンカーンを演じた 「ダニエル・デイ=ルイス」
最高でした^^
昨年 上映した 「リンカーン 秘密の書」
これが 思ってたのと違くて・・・
シリアスな物語を観たかったんですが、 リンカーンが夜はバンパイア退治をしていたという少々無茶な設定。
でも今作は違いました。
今作で「ダニエル・デイ=ルイス」は3度目のオスカー主演男優賞 受賞です。
『マイ・レフトフット』(1989)、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)
に続く3度目。
凄いよな~。 この方がいるだけで世界感が引き締まる。 吸い込まれてしまいますね。
何が凄いって この方。役作りの為のプロセスが凄い。
いい記事があったんで 抜粋。
■『マイ・レフトフット』(1989)
脳性小児麻痺を抱えるクリスティ・ブラウンになり切るため、撮影中ずっと左足だけを使い車椅子で生活。
■『ラスト・オブ・モヒカン』(1992)
モヒカン族の戦士を演じるため、6ヶ月間野営や釣り、獣の皮をはぎ方、陸地や森で生き抜く術を学ぶ。訓練の終盤では自分でカヌーを作れるまでになっていた。
■『父の祈りを』(1993)
撮影中は北アイルランド訛り徹底し、約15Kg減量。独房のセットで夜を過ごし、自分に向かって撮影クルーに罵りや水を投げつけさせた。
■『エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事』(1993)
常にキャラクターになりきり、プラザホテルに2週間滞在。1870年代の衣服を身につけニューヨークの街を数週間生活。
■『ボクサー』(1997)
常にキャラクターになりきり、プラザホテルに2週間滞在。1870年代の衣服を身につけニューヨークの街を数週間生活。
■『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2001)
主役のはずのレオナルド・ディカプリオを抑え、まさかの主演男優賞にノミネート。
■『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)
準備期間を1年間設け役作りに専念。リトルボストン市民の前でのスピーチを、台本なしの即興で行い周囲を驚かせた。
1作1作に時間と命をかけて 演じてるんですね。
俺らの音楽へと通じる感覚がありますね。
やはり入り込む集中力は 凄いんだろうな~。
肝心の作品も、アメリカ史上 最も偉大な大統領のお話し。
監督の スティーブン・スピルバーグも気合いが違いましたね。
南北戦争を舞台に 黒人の奴隷宣言を解いた、世界を変えたと言っても過言ではない お方です。
僕が今 日常のように聞いている音楽は ブラックミュージックばかりです。
彼がいなかったら 今こうして音楽をやっていることもなかったかもしれません。
見終わった後、今の自分の「まだまだ感」に やる気が起こされました。
観に行く人はこの情報を見て 行ってもらえるとまた観る感覚も違うと思います。
160分は長いかもだけど しっかり用を済ましてから 行きましょ(笑)
その価値のある映画です。
何を思うか、観賞後 一人一人の見解を楽しみましょう^^