震災後、それぞれの意識が変わっていく泉田家
今日の春の遠足の前夜に
「お母さん、明日はお弁当を宜しくお願いします」
と、何度も頼む息子
「ボクも手伝うから」
「それよりも勉強しろ~」
の言葉をスルーして目覚まし時計をセット
けたたましい音で起こされたのは、5時
「さぁ~、やるぞぉ」 と、張り切る息子
「ジャマ…」 の言葉を飲み込み
タマゴを割ってもらいます
「ヘソ取るね~! あ~、難しいね~、この白いの
お母さん、いつも朝から晩まで大変だよね~」
母さん、そこまで頑張ってないかも
素晴らしい助手の手伝いにより
お弁当作りもサクッと終わり、リュックの準備
筆記用具だって~
ペンケースを広げると、小指第一関節ほどの長さの鉛筆に
ちぎられた消しゴムにゴミ…
そして、ランドセルの奥からは
提出していない宿題のプリントが、クシャクシャに
「お~ま~え~」
せっかくお手伝いしたのに
朝6時半から正座をする、残念な息子
そんななか、せっせと朝の支度をし
時々、私の横を通り 「にこっ」 と笑いかけ
とばっちりを受けないように立ち回る娘
何となく怪しい空だけど 「行ってきま~~す」
元気良く登校
この後…
「泉田号、発射~!!」 とダッシュ
ジグザグに走り始めたかと思うと、突然しゃがみ込み…
と、思ったら必死にジャンプ
今日も、アホで元気で何より
楽しんで、行ってこ~い