12月4日、春分点基準は射手座にて皆既日食です。
新月図はこんな感じで、蠍座の火星を除いては、
ほとんど全ての惑星が射手座から魚座までの
トランスパーソナルサインに、ずらり。
意識の成熟、老成さ、まさに、風の時代を思わせる、
風風した配置に私には見えます。
日本においては、双子座ACの、水瓶座MCでさらに
その様相が強まります。
今年2021年は、水瓶座土星と、牡牛座天王星のスクエアがメインアスペクトで
この配置対して、惑星が不動宮に入るたびに、90度の角度を形成してきました。
火星は1月、7月、そして11月に、角度を形成し、
今年の土星天王星も、12月をもって最後の角度を形成し、
卒業となります。
去年、2020年は、歴史的な大転換が起こった年でした。
このことは、占星術的には何年も前から予想されていたことで、
2020年に、ダイナミックな、歴史的転換の年となると言われていました。
それが、感染症の爆発的な蔓延という形で現れ、
そのことで、世界が一気に、水瓶座時代の風のエネルギーへと移行し始めたと
感じています。
そして、2021年は、天王星と土星による、古い秩序から新しいルールへの
価値転換。が、繰り返し図られたと思います。
国家や、社会レベルでもこれがもうそうせざるを得ない、という形で
促されたし、
個人レベルでもそうだったのだと思います。
何度も、何度も、古い価値に沿って、そこにしがみつこうとする手を、
その頑なな手を離さざるを得ないような出来事があったのではないでしょうか。
そこで頑張ってても、もうそこには何にもないから、
もうそこは一旦、離れて、新しい価値観で、考え直そうよ。
そういうふうに、宇宙から迫られた人、多かったのではないでしょうか。
そうしたら、あんなに、頑張っても頑張ってもうまくいかなかったのが、
自分にとって、嘘のない、楽な方を選んでみたら、するするとまわり出す不思議・・
新しい生き方を発見した人は、今度は、その新しい価値構造で
人生を作り直していく。
頑張らないとうまくいかないという信念。
苦労しないと幸せになれないという妄想。
我慢しないと生きていけないという不安。
それは、十分に、自分を生きなくていい理由になる。
自分から逃げるための言い訳になる。
今年、5月26日の射手座満月は、皆既月食でした。
今回の、日食も、近地点で起こる、スーパームーンなのですが、
5月の月食も、近地点で起こり、スーパームーンでとても強い食でした。
この時に、大きな決断をした人、
人生を変えていく決意と覚悟を決めた人、
また、外側からの作用で大きく人生が変わった人、
この半年間で、おおきな変化を迎えているのではないでしょうか。
今回の射手座新月は、過去の負債を断ち切ることや、
もうしがみつく必要のなくなった古い価値観の手放しと浄化といった
印象が湧きます。
感情のパターンというのは無意識のループのようになって
アストラル体を巣食い、今の現象に影響を及ぼします。
それは、その古い信念や傷ついた傷や恐怖と向き合えないうちは、
ずっと、（もしかしたら一生）影響を及ぼし続けるようなものです。
しかし、この12月は、玉ねぎの皮剥きのごとく、
浄化と癒しの準備が整って、エネルギー的な作用として、
古くて必要のなくなった感情のカスのようになって
手放し、天に返していく人が多そうです。
それは完全に無意識になされる場合もあるし、
何か必要な出来事が起こって、なされていく場合もあるでしょう。
こうして、浄化が完了すると、
いよいよ、古い感情のパターンに振り回されて破滅的に生きる
生き方から、自分自身を能動的に制御し、成熟した意識で
人生を生きていく人たちが増えていくのではないか。
破壊的なパターンを、手放して、
我慢や忍耐や自己犠牲や被害者意識ではなく、
自分自身にとって必要なこと、真にやりたいことに
力を集中していく創造的な生き方へと。
自分を十分に訓練し、管理し、老成した意識へと
成熟していく、そういう集合無意識のベクトルを感じます。
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