久しぶりの
嬉しい再会があった
歩いていたら
子供を連れていた
ある男性に声をかけられた
逆光な上
帽子にマスク姿なので
全くわからなかったのだが
マスクを外してくれた瞬間
「あーーーっ!」と
両手を握り合い
一瞬にして
あの頃にタイムスリップした
多くの言葉を
交わしたわけではないが
以心伝心で伝わるものがあり
ツーショットの写真も撮り
喜びあった
彼とは
かれこれ10年以上にもなるけど
あるダンス・イベントで
一緒に踊った仲間である
飲食店をしている人で
かつて海外にステイしたとき
アルバイト先のゲイが
楽しそうに仕事をし
生きている姿を見て
飲食店を始めたということを
お店のホームページに
書いていた記憶がある
ゲイの生きている姿を見て憧れ
人生のステップを
刻んでくれたことが嬉しい
そんな
壁なき感性が好きだ
そう言えば
ボクシングの師匠が
「良くも悪くも似たような人が
集まってくるんですよ」と
類は友を呼ぶ
ようなことを言っていた
ふと
「俺とは何の共通点だろうね」
と聞いてみたら
即座に
「感性でしょう」と返って来た
私もそう感じていたので
やっぱりねと感じて嬉しかった
再会した彼とは
10年以上の月日すら超えて
そこに
何のフィルターもなく
計算も打算もなく
一瞬で
本質同士の魂のハグをした
この感覚こそ
余計なものが介入していない
今にいる状態だ
彼らのことは
二極の「好きと嫌い」の好き
という次元ではなく
広がる意識の中で親しみを感じ
古の時代の
なつかしさも甦るような
好きだと感じる感覚なのである
時空を超えて
なつかしい
あの頃に戻れるような縁は
あなたの中にも
きっと存在しているだろう
その一瞬の感覚は
あなた自身の源に
帰還している瞬間でもあるのだ