魂レベルに於いて
本気で
自分自身の枠を超えると
決めたとき
金魚鉢の外に
出ることを決めたとき
あなたは
それを投影する現実を
自ら生み出すだろう
癒しビジネスなどの他力で
枠を超えられるとは
当然、思っていないだろうし
「風の時代」といったような
スピリチュアル業界が仕掛ける
湧いては消えてゆく流行りものや
集合意識誘導くらいは
見抜ける段階ではあるだろう
あなたが
本気であるなら
少々のショックを伴うような
背負い投げをされるか
蹴飛ばされるか
連続パンチを
喰らうような出来事や誰かが
風のように現れ
風のように
去ってゆくこともあるだろう
悟り人は
清く、正しく、美しく
耳障りのいい
優しさ擬きの言葉だけを使う
聖人のようではないのである
それは
あなたを
気持ちよく眠らせるための
作られた幻想であり
仕掛けられたトリックでしかない
あなたの前に現れたその人は
最初は
全てを受容してくれ
来る者拒まない姿勢で
否定も批判もせずに
黙って話を聞いてくれるだろう
やがて
あなたが本気になるに連れて
来る者選ぶ姿勢で
皮肉を言ったり
背負い投げをしたり
あるいは
相反することを言い
あなたを混乱させるかもしれない
時には
めった打ちに
されることもあるだろう
そのとき
あなたはどうするのか？
傷ついて心を閉ざすのか
あなたが
あなた自身を目覚めさせ
枠を超えるために
自ら創り出したのだと気づくのか
分かれ道である
しかしながら
ここまで書いて来たが
あなたを翻弄し
少しばかり混乱させてあげよう
そもそも
その枠は存在するのだろうか？
あなたが枠があると思い
「枠を超え」
そして満足するという
ストーリーを選択し続けるなら
達成してもしても
枠は存在し、現れ続け
あなたは永遠に
枠を超えては満足するという
ストーリーを生み出すだろう
金魚鉢の中で
幻想と戯れるのも
金魚鉢の外で
息を吹き返し
泳ぎ始めるのも
お気に召すままである