未知なる道に出たら

この誘導して来る世界に対し

先手を打つ感覚で

一歩半先を行くこと







崩壊した金魚鉢は

横目で眺めながら

あなたの道を行くしか道はない







崩れ去った

金魚鉢のエネルギーは

未来のようで過去

予言のようで欠片

新しいようで残骸

魔法のようで鎖

宇宙のようで黄泉の国

アカシックレコードも塵







いつまでも

幻の金魚鉢の中で

悠々自適のつもりでいても

消えゆく泡沫







あなたは

一歩ではなく

一歩半先を行くことである

「半」というところが味噌だよウインク