本日のお茶室は、お香の広がり方が少し違った。

 

とても優しく柔らかくて

とがったところが全くない

 

空間に馴染み込んでいるから

繊細な感覚をもつ私の細胞も緊張させない

 

客人になる呼吸法をして席にすわり

 

軸を整えて上半身をリラックスさせると

それが、もっと顕著に感じられる。

 

今日のお香の香りが本当に気持ち良い

と、家元に伝えると

 

実は「練り香」を「挟んでいるんです」

と、茶釜を上げて見せてくださった。

 

茶釜の下には、炭型電熱器があり

その隙間に練り香が「はさんで」あった。

 

白檀と、もう一つ 混ぜてあるお香

とのことだったが、その配合は

作り手さんの秘密なんだそうだ。

 

「実は、これ、隙間に挟まずに電熱器の上に

おいてしまうと全く違う空間になるんです」

 

そんな家元の話に目が輝いてしまった。

 

私の好奇心がバレてしまったのか

「実験してみますか?」とニッコリされる家元

 

「良いんですか?」

「良いですよ」

 

奥から、火箸を出してきて

お香を電熱器の上に置くと

強い香りが広がった

 

脳内の感覚がパッと変わった

「目が覚めた」

 

頭だけではなく上半身の感覚も

全く変わった。

 

臭覚で受け取った刺激は、

直接大脳に伝わる

 

視覚からの刺激のように

受け取った情報を一旦視床下部を

通して大脳に伝える

 

などという周りくどいことをしないから

 

効果はテキメンだ。

 

どのお香をどんな風に茶室に香らせるか

 

お茶の周波数、床の間のお花の周波数

香の周波数

 

すべての周波数が

客人の魂の周波数に影響を与える

 

茶人は、茶室の総合プロドゥーサーなのだ。

 

昔は、武士が合戦に行く前にお茶室で

一服のお茶を飲んでから出陣したことあったとか。

 

勝てる茶室

 

きっとそんな茶室をつくる茶人もいたのだろうな

と思うと楽しくなる。

 

私も、いつか、こんな風に、

自宅をプロドゥースし

 

出勤、登校する夫や息子たちに

お茶を一服たててあげられたら

どんなに楽しいだろうと思った。

 

茶道という道は、まだまだ長そうだが楽しみだ。

 

ゆっくりゆっくり楽しもう