牛窪 義高(関西棋院 九段) 著
毎日コミュニケーションズ 刊
これも碁学社から出されていた書籍の復刻版。
いつもながら月刊碁学は級位者向けとしつつも高段向けのテキストを提供してくれる。
タイトルにやさしいとしているが、やさしくはない
これがやさしいと感じるまでやれということなんでしょうか。
15路盤の問題が22問収録されている。
手筋を繰り出し、最後までヨセ切ってどちらが何目勝ちかまで出さなければならない。
割と易しい問題でも20分以上かかってしまう。
ここまで書くと「ツラいだけで面白くなさそう」という印象があるかもしれないが、
キチンと最後まで勝敗を読み切って打つのは何とも言えぬ妙味がある。
正解以外の手順も試してみるとさらに面白い。
さらに「プロアマ問答」というコラムが設けられていて
ヨセの基本、上達法などに言及している。
プロの先生も(おそらく修業時代に)繰り返して勉強したそうで、間違いのない一冊!