月刊囲碁のムックを復刊したもの。マイコミ囲碁文庫シリーズ。
マイコミ囲碁文庫シリーズはかなり粒ぞろいでいい詰碁集が多い。
かなり古い詰碁集を復刊したものであるが、詰碁は時代によって陳腐化しない。
これはかなりかわった詰碁集で、いくつかの特徴がある。
- ナカデなどの抽象的な生き死にではなくて実際に石を囲んで取る、取れないの結論まで読む
- 玄玄碁経など古典詰碁の筋が多く使われているが、解答を見ながら筋自体の理解はしやすい
- 手無しの問題もある
- 実際の実戦では「さあ手がありますよ」とは誰も教えてくれない。だからより実戦的に取り組むことができる。
- セキも手有りとして扱っている
- 攻めの場合、「セキ」は立派な活きであるが、実戦では大きなヨセとなったり、包囲網の絡みで大事件に発展したりする場合が多い。
- 難易度はかなり難しいものと簡単なものまで幅広く収録している
- 初級、中級、上級の章分けがされている
- 問題数が多く、かなりの読みでがある
- 初級60問、中級60問、上級60問
正直なところ飽きてくるのでトイレで解くのがオススメ