ちょっと本因坊秀哉について思うところを書いてみようと思う。
あくまで私見だけど。
先日、川端康成の「名人」という小説が話題にのぼり大変興味深かった。
この小説は実際に本因坊秀哉名人の引退碁を観戦した川端がその数年後から書き始めた小説である。
囲碁は将棋に比べて小説や映画にしにくいと言われるが
小説「名人」は川端の作品の中でも評価が高い。
囲碁もほかの芸事とおなじ世襲制、家元制をとっていた江戸幕府の終焉とともに
秀哉は本格的に選手権制へ舵を切った功労者でもある。
保護された芸事ではなく大衆に囲碁を見せて金をとるシステムを導入したのである。
碁のスタイルは現代によく似ているというよりそのものといってもいい。
しかし一方で前時代をひきずっている面もあり、この二面性がなんとも面白い立ち位置にある。
我ながら相変わらずまとまりのない文章だな。自己満足だからいいのっ