2014年に張栩が著者で新版になった。
過去は上下巻だったものが一冊にまとめられた。
基本死活、張栩の詰碁、古典詰碁が収録されている。

個人的には一合マスに77ページかけてくれたのはひじょうに嬉しい。
残念なのは、旧版にあった索引が新版にはない事。
問題図と解説が同じページにあるため、答を見ずに考えたい場合に非常に不便。

2年ほどほっておいて漸く手を付けている。

正直なところこの前にやっていた「至高の詰碁」のA問題が時間がかかりすぎて
少しいやになっていたので、
本書のようにサクサク読めるのは非常に気分がいい。

石田章九段が「強い人ほどやさしい詰碁を繰り返すべき、気分もいいしね」
とビデオ「本因坊秀策」で語っていたが、その通りかもしれない。
(自分は石田章信者です)

(2016/07/17追記)
ダメ、ハネありなしの類型、手入れ、手なしについて
これほどまでに詳細に解説してあるとは思ってもいなかった。
特に、得な手入れの方法は、地、利き筋の両面から知りたいところだ。

一合マスはダメ、ハネの分類が詳しく、
結論の整理もされている。結論だけでも覚えておくと実戦でかなり楽になると思う。