林海峰 名局細解の第二巻。
石田芳夫と名人、本因坊タイトルを争っていた時代の打ち碁を取り上げている。
両者にとって全盛期だと思われる。

対戦相手は藤沢秀行、石田芳夫、趙治勲、坂田栄男。

石田との碁は両者ヨセ巧手だけあって地味な戦いになると思いきや、なかなか烈しい。
随所に恐い手が出てきて、殺気立っている。
中盤(大ヨセか?)に林の勝負手が見事決まって逆転勝ちする。

この頃、石田にヨセでやられるので、徐々に烈しさをみせるようになる。

出てくる定石は古い(当たり前だ)なんだが、やはり中盤以降の詳しい解説はありがたい。
途中へんてこな置碁講座を入れて紙面稼いでいるところは残念(;´・ω・)

まだまだ並べなきゃいけない棋譜がいっぱいあるが、
先を急ぐあまり、いい加減にやっていては意味がない。
名局細解から順番にやっていく。