囲碁雑誌は不思議なことに、付録の出来がとても良い。
紙の質は悪いが、内容が良いためずっと保管しています。
NHK囲碁講座テキストについていた、「私の最善手 次の一手」はとても良かった。
”私の最善手”とあって、その棋士の個性の出た一手を四択問題としている。
3か月は同じ棋士が務め、3か月目は一局の碁を問題にしている。
初心者の内は、無理に打ち碁並べをやらなくても、
一局の碁の所々を解説している小冊子を読む程度でいいと思っている。
同じように一局の碁から四択問題を出しているものに
囲碁クラブ(碁ワールドの前身)の「推理教室」
棋道の「次の一手」
などがあった。
そして真打の月刊囲碁の「名局細解」。
もはや雑誌本体を超える存在感だった。
不可解なのは、1年分の付録を箱入りで売り出すことだった。
こんなことしたら雑誌買う人が少なくなるのは眼に見えているのに。
また4局集めた単行本も売られている。
この名局細解の歴史は古い。
加藤正夫は呉清源の名局細解を読んでいたというし、
セドルも子供の時分に読んでいたというから、やはり内容としては相当なものです。
この付録の文化は何とかして続いてほしい。
雑誌本体がやばいですけど。