今日は囲碁を打ってて、ちょっともやもやした。
しかし、自分は本質を見誤っていたことに気付いた。

自分は強くなることや勝つことに拘りすぎていた。
もっと囲碁を楽しみ、深奥の世界を体験した方が面白い。

かつて山下敬吾が相手に意外な手を打たれると「そんな手があるわけがない」と否定をしていたが、
そこから「そんな手もあるのか」と感心するようになったそうだ。

なんでもない話だが人間の、そして囲碁の本質ではないだろうか。

自分の知らないことは間違っていると決めつけたがるのが人間で、
人が一生かかってもわからないのが囲碁だ。

あらためて藤沢秀行の「無悟」とは凄い境地だなー。
反面「俺は天下の秀行だあ」とやらかすギャップもすごいけど。

そして、まあ営業があったのだけど、プロ棋士に教えてもらえば強くなるという漠然とした考えがあった。
これは間違いではないけど、強くなるのはあくまで自分であり、自分の努力で成し遂げられる。
他人を当てにするのは自分らしくない