依田九段がブログで下手打ちの極意としてエントリーしている。
http://urx2.nu/h64A
「本当の棋力と下手ごなしの能力とは別のものなのである。」と結ばれているが、
トッププロの言葉だけに重みがある。
しかし、二子、三子を置かせての碁は難しいが、例の「並べるだけで白が巧くなる本」を読んでいるうちにいくつかのコツがあるようだ。
様子見の手を打っておいて味を残すのである。
中盤以降で、相手の地がまとまりそうなときや序盤での方針が決まらないときに、様子見を行う場合があるのだが、
置かせ碁の場合は、序盤のうちからそれを用いるのである。
(シノギ、サバキ主体の碁を打つ方は互先でも序盤から用いているだろうけど)
また、守るにもただ守らず、相手の根拠を奪って一方的に攻められないようにするなど、間接的な守りを用いている。
このような手法を自分もものにしたいと思うけど、なかなか難しそうだな~
変化にとんだ碁を打つことは相手の広い意味でのミスを誘発するため下手打ちでは必須であるが、
最初からミスを期待するような打ち方は良くない。
失敗したときのリスクが高いうえに、成功しても上達にはつながらないからである。
下手打ちを通じて、臨機応変な変化にとんだ碁を打ってみたい。
それに下手打ちをマスターすることで、対局相手がぐんと増えるのも良いことだ。