ロートアイアンとは

鉄を叩いて造形した物のこと

または、その作業のことです。

 

ヨーロッパの鍛冶屋の文化ですが

日本の鍛冶屋が基本的に刃物を作ってきたのに対し

ヨーロッパの鍛冶屋は

建築関係の金具や装飾を多く作ってきました。

ロートアイアンはそうした流れの鍛鉄製品を呼ぶ総称です。

 

 

写真は

日本のロートアイアン作家

松岡信夫氏の作品。

帽子やコートを掛けるフックです。

 

日本の鍛冶屋も和釘を作りますが

釘は、全部打ち込んだ状態での強さを問題にするのに対し

フックは、壁から出ている部分の美しさが命です。

 

日本では

釘なら白鷹さん

フックなら松岡さん

が第一人者と言っていいでしょうね。