今日は物資の運搬と共に、被災地域である三原市本郷町にて被災家屋から家具を出したり、ごみを仕分けたりするボランティア活動をしてきました。もともと能動的ではない私ですが、蔵王町慶満寺の松井住職から「11日に現地に行こう!」と声をかけて頂き、たまたま仕事に空きがあったので参加することにしました。松井住職の何事にもパワフルな姿勢はほんと凄いです。
 
 
私は午前中は仕事があったので、午後からの参加でした。松井住職率いる先発隊はまず現地で物資の仕分け作業です。
 
 
本郷町では、三原市社会福祉協議会がボランティアセンターを開設しており、ボランティアスタッフの受け入れをしておられました。
そこで登録をして、そこに居合わせた9名でチームを組み、指定された場所で作業に取り掛かりました。
 
 
昼からチームに合流した私は直ぐに被災家屋へ派遣されました。
 
私が作業した家屋は一階は殆ど水に浸かっていたようで、ぐちゃぐちゃになっていました。また足元にはドロドロの泥が数センチ積もっていました。
 
外の泥は日光で渇かされ砂になっていましたが、家の中は水を含んだ泥だらけです。地域全体が断水しているので、洗い流す事ができないので、スコップで掻き出さない限りには残っているのです。
 
 
 
何も考えずスニーカーで来てしまったので、すぐにこの有様でした。長靴は必須でした、、
 
 
 
早速に作業に取り掛かりましたが、足場は滑るし、泥まみれになるし、水もないので、汚れたままの手で汗を拭うこともできません。そして泥水を含んだ荷物はとても重たかったです。畳や布団などを運ぶとすぐに握力がなくなり、腰にきます。また泥の独特な匂いも強烈で早く洗い流さないといけないと思いました。
 
 
泥水を含んだ畳は一畳大人6人でやっと運べる重さです。これは家主だけでは絶対無理だと思いました。「とにかく畳と冷蔵庫を出して欲しい」と頼まれていたので、チーム一丸となって作業にと取り掛かり何とか済ませることができました。
 
 
写真は見せることができませんがとても立派な大屋敷です。一階部分の家具や家電などはほぼ廃棄だと思います。昔ながらの土壁が全て剥がれ落ちていて、復旧までどれぐらい時間がかかるのか…本当に気の毒でなりません。
 
 
早急に断水が解消されることを心から願います。
 
作業効率的にも水が必要ということもあるのですが、作業をしていれば当然汗だくになります。その汗を洗い流すことが断水している地域では難しいです。夏場ですしかなりきついと思いました。
 
 
 
作業を終えて家主さんと一緒に写真を撮りました。
 
 
このチームで軽トラックで数台分の家具やゴミの撤去を行うことができました。とても僅かな奉仕でしたが、家主さんは「ありがとう、ありがとう!」と感謝の言葉をかけてくださいました。また「命あればまたやりなおせるけぇの!」と、とても明るく送り出してくださいました。
本当は泣きたいぐらい辛いはずですが、ボランティアに来た私達に気を使ってくださったのだと思いました。有難かったです。
 
 
 
 
物資を届けることも大切なのですが、結局はマンパワーが必要です。被災地域ではそれぞれ社会福祉協議会によってボランティアセンターが設けられていますので1人で行っても大丈夫です。時間を作れる方は是非現地にてボランティアに参加して頂ければと願っています。

広島県内のボランティアセンターはここで分かり易くまとめられています。
https://tabetainjya.com/archives/cat_3/post_5619/
 
 
 
全国の被災にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。少しでも早い復旧を願っています。
南無阿弥陀仏
 

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