日本は「英語ができなきゃ馬鹿だ」と言われる国になりました。
これをいい傾向と見るか、危機と見るか。
私は完全に危機と見ています。
なぜなら、日本の美しさ、日本の美学、
これらはすべて日本語のなかにあるからです。
ところが、一部の日本人はその美しさを見下して
「英語ができなきゃダメだ」と言うわけです。
今では、美しい日本語が書けることはもう評価されません。
私はそれを見て、「日本を潰す気か?」と思います。
日本語の中心には「言霊」すなわち魂が入っています。
これが私たち日本人を2000年も3000年もつないできました。
つまり、これまで脈々と継承されてきた日本の美学は
日本の「言葉」のなかにすべて入っているということです。
これまで、日本は激動の時代を歩んできました。
しかし、その中でどんなことがあっても、
あの悲惨な敗戦をもってしても
日本が潰れなかったのは日本語のおかげです。
「言葉」が私たちを完璧に結びつけているのです。
英語も大切です。しかし、
「英語が話せないから馬鹿」ではないのです。
「英語が読めないから馬鹿」ではないのです。
日本語がしっかりとできれば、それだけで十分に誇れる日本人になれます。
以上、西 鋭夫さんという方の記事より・・・
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ちなみに、
虫の声を「虫の声」としてとらえられるのは日本人とどこかの限られた国だそうで
外国の大半ではただの音、騒音としてしかとらえられないそうです・・・