英語の勉強法~長文読解篇~ | 早慶を求めて

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早慶受験生を応援するブログです。

今回は、長文読解篇!

早慶合格には必ず得点源にしなくてはならないところです。

しかし長文は、このブログでも書いてきたように、単語や熟語、文法、解釈の定着がなければいくら数をこなしても意味がありませんから、まずは前述のものを優先的に勉強してください。

 さて、それではちゃんと勉強された人の長文の勉強法としては、まずは長文の読み方を勉強する必要があります。英語の長文はどのような型で書かれているのかを知らなくてはなりません。特に早慶ではパラグラフリーディングが有効だと思います。何度も述べている通り、早慶で出題される英語長文はネイティブが読んでも歯ごたえのあるものばかりです。それを受験生が制限時間内にすべて理解することはほとんど不可能と言っていいでしょう。ですからすべてを理解しようとはせずに、段落ごとの大まかな要旨をつかみ、あとは設問に関係する部分を丁寧に読んでいくやり方がいいでしょう。いくら文章を全体的に理解できたとしても、設問に対する答えに正解していなければ我々は点数をもらえることはありません。ですから出題者の言われたように問題を解いていくことが大切です。具体的なパラグラフリーディングのやり方は、「中澤の難関大攻略徹底英語長文読解講義」という参考書に詳しいです。まず3か月はこの参考書で言われているように勉強してください。他の参考書でいうと、河合塾のパラグラフリーディングのストラテジーが問題量が豊富でおすすめです。すこしやり方を紹介しますと、まずはパラグラフごとに小見出しをつけていき、そのパラグラフでは一体どんな内容が書かれているかを理解します。そして次にそのパラグラフごとの関係をとらえ、最後に全体を理解するというものです。この際要約することが必要です。さらに設問の解き方として、例えば本文の内容一致問題では、正解の選択肢をただ選ぶのではなく、どこが本文の内容と一致しているのかをちゃんと示し、さらに間違っている選択肢はどこが本文と違っているかを指摘し、正解を日本語もしくは英語で書くというものです。こうして一問一問丁寧に解いていかないと、ちゃんとした実力はつかず、本試の時に泣くことになります。ただ適当に選択肢を選んで、量をこなすというやり方は即刻止めてください。あとこれは自分自身もそうだったのですが、最後の2択で選択肢を選びきれず、なんかぱっとしないまま答え合わせをするようなやり方です。これでは問題を解く意味がないですから、いくら時間がかかろうとも、最後まで、しっかりと根拠を示したうえで、選択肢を選ぶという癖をつけてください。
 さらに注意していたただきたいのは、早慶志望者に多いのですが、問題が選択式しか出題されないからといって、記述式の問題を解かないということです。現代文にも言えることですが、まずは問題に記述で答えられる実力がなければ、早慶の問題は解けません。よく選択肢を比べて答えを出している人がいますが、それでは早慶には通用しません。かなりの人間を落とす必要がある早慶において、選択肢はかなり巧妙に作られています。ゆえに問題文を見て、すぐ選択肢を見てしまうと、選択肢の微妙なニュアンスの違いにとらわれ、正解にたどり着けないことが多々あります。ですからまずは問題文を見たら、その答えを頭の中で記述で考え、それと似ている選択肢を慎重に選び取るというやり方が得策です。そのためにはまずは記述で正しい答えを用意する必要があるのです。ですから選択式が主流の早慶志望者にとっても記述式問題で練習する必要があるのです。このことは全然早慶の過去問演習をしていない東大受験者が早慶に合格していることからも窺い知れるところです。実際私も1浪のころ選択式の問題ばかり解いていた結果不合格になりました。しかし2浪時に、慶應文学部を第1志望にしたということもあり、記述式の問題演習を中心にしたところ、選択式の問題の正答率も上がったのを覚えています。選択問題と記述問題の練習頻度ですが、最初は記述問題中心で、徐々に選択問題を増やしていき、最後は3日に1回は記述を解くぐらいが良いと思います。この点は志望学部や自分の学力と相談して決めてください。
 上記の参考書に従い、このように記述を取り入れた勉強をすれば、あとは数をこなすだけです。それも難解な長文にあたることをおすすめします。量に関していえば、夏休み期間中であれば100題の英語長文を解くことをおすすめします。その後は浪人生であれば1日3題は解きたいところです。難易度で言えば、とにかく慶應の過去問を使うべきです。慶應の英語は非常に難易度が高いですから、受けない学部の問題も含め、早稲田志望者にとってもとても良い教材となります。特に法学部とsfcはおすすめです。しかし早慶だけではなんか飽きてくることもあるとおもいますから、東大や東京外大なんかもたまに解いてみるといい気分転換になったりします。あとは長さとの戦いもあります。慶應文学部やsfcを受ける方は特に対策が必要です。途中で集中力切れないように訓練してください。逆に違う学部の人は、sfcの過去問で慣れておくと、自分の学部を解くときにすこし簡単に見えてきます。とまあいろいろ書きましたが、全体的に自分の受ける学部よりも、長くて難易度が高い問題で練習しておけば本番の時に簡単に見えるはずです!
 あと最後に言いたいのは、これらの問題を解きっぱなしにしないということです。せっかく解いた問題をもっと有効に使わないともったいないです。そのためには音読が大切です。解いた問題を何度も音読しましょう。音読すれば、その文章のなかの単語や熟語がかなり記憶できますし、それと同時に問題の解き方も復習できますから、いいことだらけです。本文と設問をコピーして、常に持ち歩くといいと思います。この音読でかなりの差がでます。早慶レベルの文章を体で覚えさせれば怖いものなしです。

※早慶の長文問題は各学部ごと特色がありますから、各学部対策の時にもっと詳しく書きたいと思います!
おすすめ参考書
【中澤の難関大攻略徹底英語長文読解講義】◎
上述の通り。必ずこの本の通りに勉強してください。

【パラグラフリーディングのストラテジー】◎
さらにパラグラフリーディングを練習したい方へ。

【やっておきたい英語長文700】◎
私はこの参考書を3回通りやりました。記述の勉強もできとてもおすすめです。

【キムタツの私立大学英語リーディング 超難関大学編】○
私大の問題を詳しく解説してあり、練習用として使えます。

【西川彰一のトークで攻略 慶大への英語塾 】◎
かなりおすすめです!各学部の対策や過去問の解き方をかなり詳しく解説してくれます。
このCDで使われている音楽を聴くと、受験生当時の記憶が鮮明によみがえってきます。。。

【慶應の英語 トフルシリーズ】◎
この本も各学部の対策がかなり詳しく書かれており、さらに過去問解説や予想問題も掲載されており、過去問演習のプラスとして使えば効果抜群。

【過去問】◎
早慶の過去問演習がなんといっても一番。過去問については別のところで詳しく書きますが、できるだけ多く解くべし!アマゾンの中古で安く昔の赤本が手に入ります!