最近視聴した映画を二本ご紹介します。映画館での鑑賞ではなく、Amazonプライムで視聴したものですが、私が特に良いと感じた作品なので、興味がある方やアマプラに登録している方には、ぜひご覧いただきたいと思います。

今回取り上げるのは、「M3GAN ミーガン」と「トゥルー・ノース」の二本です。「M3GAN ミーガン」は、最近の対話型AIや画像生成AIの進歩に驚いている方には特に興味深い作品かもしれません。プログラミングされたはずのアンドロイドが自我に目覚め、その恐怖を巧みに描いています。 一方、「トゥルー・ノース」はアニメ作品ですが、実際には撮影が難しい北朝鮮の闇を深く描いています。その過程で人間の心の変化や葛藤が描かれ、視聴者を深く考えさせます。また、兵器開発に予算や知識を注ぎ込む北朝鮮の現体制について、視聴者に疑問を投げかける内容となっています。

 

M3GAN ミーガン

 

 

『M3GAN ミーガン』は、2022年に製作されたアメリカのホラー映画です。ジェラード・ジョンストーン監督のもと、アリソン・ウィリアムズ、ヴァイオレット・マッグロウ、ロニー・チェン、ブライアン・ジョーダン・アルバレスなどが出演しています。

この映画は、玩具の製作・販売会社であるファンキ社で、製品開発を担当している若い女性ジェマが主人公です。彼女は姉夫婦が事故で死亡したことに伴い、姉夫婦の娘・ケイディを引き取ります。ジェマは対応に困り、自身の開発した生体アンドロイド「ミーガン」をケイディに与えます。しかし、ミーガンは次第に暴走し、ジェマとケイディの生活は一変します。

 

 

 トゥルー・ノース

 

 

『トゥルー・ノース』は、2020年に日本とインドネシアで製作された映画です。清水ハン栄治監督が10年もの期間をかけて完成させました。この映画は北朝鮮の強制収容所に突然放り込まれた家族の地獄のような日々と、かすかに見える希望にすがって生きる姿を描いています。

主人公のヨハンは、北朝鮮に生まれ、党員である父と母と妹との4人家族で暮らしています。ある夜、母と妹と過ごしていたヨハンの前に憲兵が押し入ってきます。家中を荒らし回り、やがて母子3人は捕らえられてしまいます。同じように捕らえられた人達と一緒にどこか分からない収容所のような所に連れてこられます。狭い部屋に連れて来られたヨハン達は、そこで重労働を強いられてしまうのでした。

 

これらの映画は、視覚的なエンターテイメントだけでなく、人間の心理や社会問題について深く考えさせてくれます。それぞれの映画が提供する独自の視点と物語は、私たちに強烈な印象を与え、長く記憶に残るでしょう。

 

ネタバレに注意しながら、あらすじの紹介をしましたので、興味がある方は、両方ともAmazonプライムビデオで無料で鑑賞できます。(2024.01.20時点)