昭和の小学校図書室に数冊置かれてて

学校で読める唯一の漫画でした

「はだしのゲン」全七巻

このタイミングで改めて全話を一気読みしました。

何故学校図書室には全巻置かれていなかったのか?

「少年ジャンプ」から始まった連載ですが、

掲載誌が転々とし、果ては「赤旗」色の新聞社による

単行本化だった点が政治的影響力を感じさせ

教育の場では躊躇われたんでしょうかね。

当時は判りませんでしたがー

成程作者の体験記憶に基づくストーリーは、後に多少の

考証の問題は指摘されるようですがほぼ真実でしょう。

ただ真っ白なキャンバスである子供らが読むことによって

日本という国の有り様が見えなくなる、

もたらされた自由や民主主義ではありますが、

中心核(天皇という存在)を失うことでバラバラになるーと

いう怖さがあったんでしょうね。

今ならー