モミジアオイとサギ草が花を付けました。

明日以降の患者様に見てもらえますウインク

 

初夏の頃、Oさん♂八十半ばが旅立ちました。

鹿児島出身で大きな体格、お洒落で何より低姿勢である人柄

が、逆に若い頃はブイブイ言わしてたに違いないーと。

あっという間に旅立たれて、近所の中華屋さんに働く娘さん

から知らせを受けて驚きました。

ご葬儀は今風で家族葬という形でしたが、別れを惜しむ

有志らが「送る会」を催すーと。

娘さん「是非センセイもー」

と仰ってくれまして、昨夜は早仕舞いして会場となった

その中華屋さんへ参りました。

遠く鹿児島からの御兄弟御親戚もですが、どんなご関係か

判らぬ若者らも多数。

Oさんの交友の広さが伝わります。

応じてくれた匪石と同年配の息子さんが

息子さん「そうですかw外面はよかったんだw」

  「若い頃は理不尽大王でねぇ~w」

想像通りのようでしたが、何より初対面で当たりの良さが

抜群の息子さんにOさんの遺伝子を感じます。

 

コロナ禍が家族葬を当然の形としましたが、

「葬式無用 戒名不用」

とカッコいい文句を残した白洲次郎などは、言わぬ

とも放っておかれず「送る会」が催されるワケです。

義理の薄れた時代には大体はそれっきりの別れ。

「人と煙草は煙になって味がする」

Oさんの遺影を見ながらそう思いました。