ずいぶん前にも書いたやもー

鼻毛について考察です。

頭髪は寂しくなっても鼻毛は伸びる。

男性のグルーミングの大切な項目の一つとして鼻毛の手入れが

ございます。

暖房を入れるようになるとてきめんに乾燥して

喉も鼻の中もカサカサしだす。

で、そっと掻いたりティッシュで擦ったりしても

鼻腔の一点の痒みが解消しないと

(これは鼻毛が干渉してるなぁ~?)

通算三機目の鼻毛カッターを突っ込むわけですが、

相当時間を掛けて ジッ ジジッ チッチぃ とカッティングし

もうこの鼻腔は空洞状態に違いないーと確信しても、

ほんの後日に凄まじく太くて長い鼻毛に遭遇することがありますよね?

考えますにこれは、鼻毛カッターの先端により押し倒され鼻腔内で

寝てしまったら最後、其の回はどれだけカッターが往復しても

その刃に当たらず刈られ残るのでしょう。

すると今度は文明の利器に頼らず従来通り毛抜きで抜くっ!という

原則に立ち返るわけです。

一番良い環境は以前にも書きましたが車内のルームミラー。

洗面台の鏡では覗けない奥まで見えるのは此処しかない。

痒みの症状の有る場所は判るのですが、痔疾と違ってその位置を

時計の何時何分というように言えないのは、

面で捉えられる肛門に対して、鼻腔は奥行きのある3Dであります

からして。

またその痒みの場所に鼻毛が生えているわけではないっ!

要するに奥行きのある鼻腔という空間のどこかに根を生やす

カッターの刃からも生き残った一本の鼻毛の毛先が、その

場所を擽るからして痒いのでありますっ!

立体的な把握をしながら、往来する他者に見られていないか、

決して小さくもない鼻の穴を更にめくるがの勢いで広げ、

ようやく剛毛を毛抜きで挟み少しの痛みを伴いながら

引き抜いた時、この闘いは終わるのです。