当地の小六男子が同級生からやっすい外国紙幣や水族館の記念メダル
を「価値が上がるからー」
と持掛けられ100万円近く騙し取られていたーというニュース。
子供のお金にまつわる事件はこれまでにもありましたが、
それらは弱みにつけ込んで脅し取るという形だったと思います。
この度のケースは、利殖・投資という欲心をくすぐってお金を得るという
モノで
・大人とは体の大きな子供である
・子供とは体の小さな大人である
という至言を思い出させてくれました。
騙した側も騙された側も拝金という点で一致。
数日前にはやはり小学生対象に利殖・投資の授業をしている様子が
報道され、その保護者らが歓迎するコメントをしておりました。
資本主義社会でいい思いをするにはまずお金持ちになるコトが先決だと
仰られる勝ち組の意見もまあ判ります。
ただ、例えばクルマ好きに対してその高性能ぶりばかりをアピールして
購買欲をくすぐるメーカーに罪はないだろうか?
結局ドライバーの腕に見合わない高速度で走行して悲劇は繰り返されてる。
動画などでリアルな事故映像を繰り返し観ますと、その後は少し
安全運転を心掛ける者が多いように、利殖・投資という行為には失敗も
隣り合わせだとしっかり教えることが大切かと。
むしろそちらこそ。
「株なんかは失っても構わない余裕のお金でやらないとー」
としたり顔で云う者には
どこかの製紙会社の御曹司がカジノに狂って歯止めが効かなくなった
のは中毒の病理を知らないからーと申し上げたい。
「兜町の風雲児」の末路こそ教材にして。
あ、校長任命に金品を受け取ってた当地の市教育委員会には
そんな資格すらない・・・
♪Money makes me crazy♪