ずいぶん前にも紹介した「鈴木先生」

生徒に不評な給食メニューを排除しようとする流れに対して

「苦手なモノも残しておきましょう」

という教育的見地を教えてくれます。

 

中日新聞朝刊で始まった連載「ロストチャイルド」

学校給食での完食指導により不登校になった生徒の話。

「給食を食べ切れなかった人はデザートを一口しか食べてはいけない」

という゛好き嫌いをなくす゛目的のルールの為に、四年生の娘は

大好きなチョコケーキを一口しか食べられなかった。

「完食するまで教室に戻ってはダメ」

六年になる長男も一年生の時に給食が原因で不登校になった。

母親「学校は食品ロスを無くそうとしているし給食費も払っているのに

  そんなルールはおかしいっ」

と親御さんは抗議し学校側は謝罪した。

教育には少しの強制力は必須。

「なんでなんでー」「どうしてどうしてー」

と理屈こね始める生徒らを逐一言葉で納得させられるほど教諭は暇じゃない。

デザートを取り上げたり教室に戻ってはいけないとう罰の種類は

考える余地はありそうですし、

大人でも皆同じ量が食べられるワケではないので完食という部分に到達点を

置くと、食の細い仔には気の毒。

ただ、出来るなら好き嫌いをなくそうという教育に対して、一口だけ食べて捨てられる

チョコケーキは必要経費だとも言えるし、給食費払っているのにーというお客様的意識

を生徒側が主張するなら教育なんて出来ない。

「どうしたらいいでしょうかねー」

我が子の為にすることですから親は抗議ではなく相談をするという態度が要るんじゃ

ないだろか。

 

♪ひとつ残らずキミを悲しませないモノを キミの世界の全てにすればいい

                        そして僕は途方に暮れる♪

 

何でも経験だけで語るような狭い了見で申すのではありませんがー

嫌な事の一つや二つや三つ、経験しながら大人になっていくんじゃないですか。

程度はありますが、上記のケースだけで不登校になったと云うなら遅かれ早かれ

そうなってしまうんじゃなかったか。

そもそも学校なんて行かずに済むなら行きたくないーと大半の子供は思ってたんだから。