近藤 誠氏(こんどう・まこと=医師)13日午前、虚血性心不全のため東京都渋谷区の病院で死去、73歳。東京都出身。葬儀は近親者で行う。 慶応大病院でがんの放射線治療を専門とし、80年代から乳房温存療法を提唱した。多数の著書を執筆し、96年の「患者よ、がんと闘うな」、12年の「医者に殺されない47の心得」はベストセラーとなった。がん治療の先駆的意見を発表したとして、同年に菊池寛賞。13年には「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を設立した。  関係者によると、13日の出勤中に突然体調を崩し、搬送先の病院で死亡が確認されたという。

勉強になったというか、目から鱗を落としてくれた、キッカケをくれた人でした。

「癌とは?」

だけでなく、他の疾患に関しても、そして患者・病人が期待して当然の医療というモノの

本質を知らせてくれました。

コロナ対策に右往左往した現況にも

ブレないで応えてくれてます。

「無駄死に」のすすめではありません。

この世に生を受けたなら死することは免れられない運命。

いままでは他人の事と思いしが 俺が死ぬとはこれはたまらん

               200年前の狂歌師 太田南畝作

今収纂しの最中の健康格言集の第一ページがこの狂歌であります。

楽しいはずの青春期に悩み抜いた匪石に光明をくれたそのひとりが近藤医師でした。

医学が、医療が人の生殺与奪の権を持つならば、医者は皆長命であるハズ。

現代においては73才と若くしてこの世を去られた近藤医師は皮肉にもそれを証明しこの世を

去られました。

   合掌