汝の敵を愛せ


敬虔なクリスチャンのKさん♀七十代。

大変知的で尚勉強家な方で、来院時には様々な面白いお話を

聞かせて下さいます。

もう何十年来大きな御自宅の塀にホワイトボードを掲げ、

聖書からだけでなく名言などを書いて通行する人達にも読んで頂く

ようにしてみえます。

以前からそのホワイトボードの存在は知っており、来院されて

あぁこの方が書いてみえたんだーと。

ただこうした行為は時としてよく思われない方があるのも事実のようで、

匪石も以前治療室待合にとある気に入った言葉をプリントして

掲げてましたら


「最近変な宗教に傾倒しているようだー」

「゛エラそう゛に判ったような事書きやがってー」

このブログにしましても偽善者とまで言っていただいた事も。ヽ(;´Д`)ノ


禁酒!

禁煙!

禁欲!

発毛!


なぁんて自身の弱いところ、叶わぬ夢を半紙に書いておるのだと思って

いただければそんなお気を悪くされることもなかろうも。


Kさんのボードも最近よく早朝誰かさんに消されるのだそう。

以前は偶にだったモノが最近はほぼ毎日それも綺麗に消してあるんだそう。

イライラしなくもないでしょうがさすれば敵の思うツボ。

「誰よりもKさんの読者、ファンに違いないですよ。だって一番気にして

読んでるんでしょうから。」

「それもそうネw」

ただ変質者や逆恨み的な思考の持ち主でないとも限りませぬので反応したり

挑発はしないようにーと。


以前玄関先に丹精込めて育てた菊の花を飾ってるお宅がありました。

その前を通るといつも観ていたのですがある時その花の後ろに

「ハナトルナ ケガスルゾ」

の立て札が・・・

きっと嫌な思いをされてるんでしょうね。

しかしせっかくの綺麗な菊の花が残念でなりませんでしたね。



もみじ落ち葉掃きのエピソードもみじ

秋の日、毎日落ち葉掃きを命じられた小僧は掃いても掃いても次々に

落ちてくる木の葉にイライラしてホウキを逆さにして木の枝を叩いて残りの葉

を落とし始めた。

それを見た住職は小僧を叱りました。すると小僧は

「どうせ全部落ちるのだからいいではないですか?」

と住職に尋ねました。

「落ちた葉を掃くのが落ち葉掃きです。」


修業とは出直しの繰り返し也。